芸人をダメにする「エンタの神様」
日本テレビで放送されている「エンタの神様」を毎週見てます。必ず見るようにしてます。でも、面白いと思えるのは、全体の10%くらいです。
よく見ている人、見たことのある人に聞いてみたいです。面白いですか?
面白いと思って見ている人をくさすつもりはないのですが、やはりあの番組を見ていて気になるのは、観覧のお客さんが、なんというか、テンションが高いというか、盛り上がり過ぎとういか、優しいというか、番組の作り手の期待に答えている感じがするというか、そういう印象を受けるのです。
明らかにすべったような場面でも、それなりの笑いが起きます。その笑いが本当の笑いと違うことはトーンを見ていれば分かります。まあ、笑うべきところだから笑う、きめ台詞だから笑う、惰性で笑っているという感じです。
通ぶって「ちょっとやそっとじゃ笑わないよ」というのは、お客の姿勢として間違っていると思うし、観覧しているなら積極的に楽しむべきですが、あまり度を越すと、芸人さんたちも何が本当に面白いかが分からなくなってしまうんじゃないでしょうか。それともプロだからちゃんと感じてるんでしょうか。「あっ、今のは愛想笑いだ」とか。
あとは、出演頻度です。レギュラー的な扱いになると、毎週新ネタを披露するようになりますよね。中堅なら、ストックを引っ張り出してきて、もたせることができると思うのですが、新人さんだと、毎週必死で搾り出してきているんだなーというのが、すごく伝わってきます。
当然徐々にネタ切れ、当初のパワーが落ちて、なんか最近面白くないねー,ってなってきたあたりで、番組を降ろされる(自分から降りるのかもしれませんが)。ちょっと人気が出かけたけど、ダメだったみたいな、印象だけが残ってしまいます。
逆に、エンタを卒業する頃には、他の番組でレギュラーになっている、というようなパターンもなくはないのですが、感覚的には使い捨て(に見えてしまう)ケースが多いような気がします。
ここで具体的な芸人さんの名前を出すのもアレなんですが、最近の桜塚やっくんのネタはすごく低いところで安定してしまっている気がします。完全にパターン化された、客いじり芸を見ていると、ほんとにそれを続けていていいの?という疑問がわいてきます。彼はもっと面白いネタができるはずです。しばらく時間をおいて、新しい方向を模索させるようなことを、番組として実施してもいいのではないかと思います。やっくんに限らず。■
[2012年4月8日追記]
一夜限りで復活したやつは、けっこう面白かったぞ、という話↓
復活したエンタの神様は面白かった、けど
■
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