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2008年7月27日 (日)

現状のバイクの規制音量は甘いのか?

家の近くにそこそこの交通量の道路があり、常にある程度の交通音(騒音というほどではない)が聞こえています。
たまに、うるさいなと思い見ると、たいがいトラックかバイクです。

トラックの場合は重い荷物を運ぶために排気量が大きくなり、音もそれにつれて大きくなるのは仕方がないのですが、バイクの場合、排気量の割には音が大きいと感じます。

二輪に乗る人の話を聞くと、排気音(音量、音質)に価値を見出している人が結構いるらしく、マフラーを変える人も多いとのこと。

私はバイクには乗らないので、この感覚が全く理解できません。二輪に限らず四輪の場合も、排気音のような雑音は小さければ小さい程良いという感覚です。(PCのファン音や、洗濯機の音と同じ感覚です)

しかし、検索していて知った(再確認した)のですが、ある程度の排気音があった方が、安全だという事実も確かにありますね。

バイクの騒音規制?
http://mixbox.at.webry.info/200701/article_2.html

バイクを運転していて、四輪も運転している方なら実感したことがあるかと思いますが、ミラーの確認よりも先に、後方から迫る排気音で、バイクの接近に気づいた方は多いのではないでしょうか??

確かに、大きさで目立たない単車は、排気音で存在を知らせることが出来るメリットがありそうな気がします。でも、車の窓を閉めていて、なおかつ自分の車の排気音も鳴っている中で、それでも聞こえてくるほどの排気音って、道路近隣の住民にとってはどうなんでしょう。

また、以下のような気持ちも分かるのですが、

いちライダーとして、マフラー交換によって「音」という自分を目立たせる武器を持つことは、自らの命を守る武器とも考えています。

バイクメーカーが最初からつけているマフラーでは安全を確保するための音量が得られない、交換しないといけないというのなら、むしろそのことが問題なのではないでしょうか。

騒音対策の名の下に、ライダーの安全性を犠牲にしているような危険車種を売っている、ということで、バイクメーカーに抗議すべきです。

でも、これもちょっと違和感を感じます。音によって得られる安全性は、+αの扱いであるべきで、それに頼ってはいけないものだと思います。たとえ、無音で走るバイクがあっても安全であるような、仕組み、交通ルール、運転の仕方、道路事情などが求められるべきではないでしょうか。

最後に、注意しなくてはいけないなあと思った点を一つ。

音量規制などの議論になった場合、規制強化派は頭の中に、「先日見かけた非常にうるさいバイク」を思い浮かべてしまいがちですが、それは単なる違反車です。

違反車の音量がうるさいからと言って、規制の音量を厳しくすることの理由にはなりませんよね。違反車はそもそも規制を守っていないのですから。

ただ、ここにも問題があって、世の中に違反車が多すぎるため、どの音量が規制の範囲内なのか、ピンと来ないという点です。

先日新聞で読んだ記事で、少しあやふやで申し訳ないのですが、こんな内容でした。

メーカーは規制ぎりぎりの音量のマフラーや車種を作る。新車は規制を満たしているが、経年により音量は大きくなる。3年経過したもので調査を行ったところ、大多数のメーカー(5メーカー中4メーカー)のものが、基準を満たせていなかった。
(数字部分は正確でないかもしれませんが、これくらいであったと記憶しています)

基準に準拠したものに乗っていると思っている人でも、実は違反をしているかもしれないという現状があります。

チェックや取締りをきちんとできる枠組みを作った上で、適切な規制音量を定める必要がありそうです。現状の規制音量でも、ちゃんと守りさえすれば、けっこう静かなのかも・・・?

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コメント

ご紹介ありがとうございます。
できれば、音に関する抜粋のみならず、運転マナーやルール類についても抜粋・触れていただければ、個人的には良かったですが。

排気量ー排気音の評価ですが、実際の測定ではエンジンノイズを含めた総騒音です。
乗用車とトラック、バイクとで車体デザインを考えてみてもおもしろいかと思います。

また、規制値にこそ適合するものの、その規制値は過去の制定のもので、現行法下でも走行を許されているものが大半を占めているのも実状です。
コメントにて加筆させていただきます。

コメントありがとうございます。管理人です。

>できれば、音に関する抜粋のみならず、運転マナーや
>ルール類についても抜粋・触れていただければ、個人
>的には良かったですが。

すみません。たしかにごく一部のみ引用したため、引用部分だけ見ると、みつきさんの記事の趣旨と違った印象を与えかねない感じになってました。

みつきさんの記事にあった、交差点内停車中に追い抜いていく自動車なんかは、ほんと言語道断ですね。安全性は、結局は運転者のマナーや常識的な注意力による部分が大きいと思います。

私も以前、車の運転中に、横断歩道の停止線で、歩行者の横断待ちのために停車していたら、すごい勢いで追い抜いて行った自動車があり、歩行者がかなりびっくりしていました。

運転していてよく思うのですが、横断歩道や、右左折時の歩行者優先は、あまり守られていない気がします。

信号のない横断歩道で停車しても、歩行者もなかなか渡ってくれないときがあります。おそらく、車側が停まってくれることなど、はなから期待していないんでしょうね。

たしかに現状の車のマナーの状況じゃ、横断歩道だから歩行者優先だと思って、うかつに渡ると、はねられかねないですからねぇ。

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