愛煙家の真の敵は
ここ数年で、喫煙者はものすごく肩身が狭くなりました。
喫煙できる場所が限定され、新幹線や特急の喫煙車両が廃止され、たばこ増税論議がわき上がったり。
僕は、今の煙草バッシング的な風潮は、行き過ぎだと思います。
でもね、原因を作っているのは、喫煙者自身なんですよ。
たばこを好まない人でも、お父さんが吸っている、旦那が吸っている、同僚もほとんど吸っているという状態なら、ある程度の許容みたいなものはできるんです。
人込みで歩きタバコする人や、ポイ捨てする人を見ても、「そういうマナーの悪い人」もいるんだなあ、と思う。
でも現在(そして将来)みたいに、喫煙者が減って、分煙が進んでくると、タバコを吸うのは「一部の特別な人」という感覚になってきます。
この状態で、マナーの悪い人を見たら、喫煙者=マナーの悪い人という発想をします。(正しいかどうかは別として)
僕はタバコを吸いません。なので、タバコを吸っている人を見ることはほとんどありません。会社では喫煙所でしか吸えないし、飲食店も分煙されているか、全面禁煙です。
そうなると、たばこを吸っている人を見るのはどこか?もはや、歩きタバコをしている人だけなんです。
そして、僕の観察の経験から、歩きタバコをしている人を見ていると、10人に1人くらいの割合でポイ捨てします。
実際の関係は、
喫煙者>歩きタバコする人>ポイ捨てする人
なのですが、喫煙者がマイノリティになってくると、結局、人はこの三者を同一視してしまいがちになります。
愛煙家の敵は、嫌煙家ではなく、「マナーの悪い喫煙者」です。
ちなみに、よほどの田舎ならともかく、ある程度の都市部なら、歩きタバコ自体マナー違反です。
周囲に人がいるがどうかは関係ありません。自分が歩いている50メートル後ろに、顔をしかめている人がいることに、あなたが気づいていないだけなんです。
« ストリートビューでお店を発見 ~博多ラーメン篇~ | トップページ | フジテレビの女子アナを見て、思う »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 問い合わせに対する見事な対応(東急バス、京急バス、小田急バス)(2022.11.27)
- 年に一度のテスト(2021.09.04)
- カブトムツの森(2019.12.22)
- 禁煙の駐車場でも、車内でなら吸ってもOK(2019.10.06)
- 敵エージェントにリアルキャプチャされる(Ingress)(2017.09.02)
コメント