『33分探偵』にみる、つっこみの難しさ
以前に、初回を見て記事を書いたので、
見終わった感想も、書いておきます。
まともな推理ドラマだと思ってみた人は、そのあまりのくだらなさに、愕然としたのではないでしょうか。
ドラマというよりコントに近いノリで、毎回パターン化されたギャグがありました。それが微妙にひねってあったりする面白さがあり、何話かみていると一話だけでは分からない面白みのようなものが出てきます。
例えば以下のようなもの、などなど。
・探偵事務所のドアで挟まれる訪問客
・ピタゴラスイッチ風のコーヒーを注ぐ装置
・情報屋の小島よしお
・○○な感じの証言者
・推理の重要なところを「なんやかんや」で済まそうとする
ゆるい感じが、週末にお酒を飲みながら見るのにぴったりな感じでした。間違っても、一生懸命見るようなドラマではありません(いい意味で)。
ただちょっと気になったのは「つっこみ」です。
鞍馬六郎探偵(堂本剛)の推理、という名の暴走が始まると、各人がちょっとずつ、つっこみを入れます。
このつっこみに、けっこう俳優さんの力量が出ます。声のトーンやタイミング、少し間をあけて泳がせるのか、食い気味にいくのか、演出との兼ね合いもありましょうが、つっこみの難しさを感じました。
芸人さんならもっといいつっこみができたのに、と残念に思うことも。
リカコ(水川あさみ)のつっこみが一番多かったと思うのですが、彼女はむしろボケのほうで輝いておりました。たまに発症するハイテンション(ややうざい)キャラで。
ちなみに、私のツボにはまったのはこれ。でたらめな推理で犯人呼ばわりされた人に、後から渡されるもので、これもパターン化してました。
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