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2008年11月22日 (土)

渋滞学

「知っているようで知らない混雑のカラクリ・ストレス知らずの渋滞学」という授業が興味深かったです。「2時限目・社会」となっていましたが、どちらかというと科学ような気もします。

この授業の先生は、西成活裕 東京大学大学院准教授でした。この先生、テレビで何度か見たことがあります。

爆笑問題のニッポンの教養という番組にも出演されてました。

FILE012:「万物は渋滞する」2007年10月9日放送
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20071009.html

実は、この先生が書かれた本を前に読んだことがあります。

渋滞学 (新潮選書)
渋滞学 (新潮選書)

面白かったですよ。でも、ちょっと内容忘れかけてますので、また図書館で借りようかなと。

で、世界一受けたい授業で興味深かった実験結果なんですが、

渋滞学の実験で円状に走る車

上記みたいに、車を走らせるのですが、渋滞が起きる寸前のギリギリの台数なんですね。最初はスムーズに流れているんですが、ふとした弾みにバランスが崩れて、ブレーキが一度踏まれると、次々に後ろにブレーキが伝染していって、渋滞状態に陥ってしまうんです。

で、ここまでは知っていたんですが、これを解消できる方法があるという実験結果は、この番組で初めて知りました。

方法はと言うと、ある一台の車が減速して、前の車との車間をたっぷりとるんですね。ちょうど先ほどの画像の先頭の赤い車が、それをやっているところです。

そうすると、一旦全体がスローダウンするのですが、その後、赤い車を先頭に必要な車間を保ちながら、スムーズに流れ始めるというものでした。

10台に1台で渋滞解消か

こういう車が10台に1台位あれば渋滞を解消できるのではないかということでした。これに関して、今度、警察庁と協力して社会実験をやるそうです。渋滞解消に有用なデータが取れるといいですねー。

[2009年11月7日追記]
一般道ではなくサーキットでのものですが、西成教授の実験の動画がYouTubeにあります。新たにエントリを書いてみました。

今、あなたが渋滞の先頭ですよ
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-2660-1.html

クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「混雑」の真相- (知りたい!サイエンス)
クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「混雑」の真相- (知りたい!サイエンス)

爆笑問題のニッポンの教養 万物は渋滞する 渋滞学 (爆笑問題のニッポンの教養 12)
爆笑問題のニッポンの教養 万物は渋滞する 渋滞学 (爆笑問題のニッポンの教養 12)

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コメント

書評、渋滞の紹介ありがとうございました。

私はエコ運転にかんしてブログ書いています。


エコ発進と、交差点渋滞通過台数との相殺で、損得はエコ?エゴ?

調べています。もしご存知でしたらおしえてください。

takashi

>「エコ発進と、交差点渋滞通過台数との相殺で、損得はエコ?エゴ?」

これってエコ発進に悪影響があるんじゃないかっていう説ですよね。

渋滞しがちな都市部でエコ発進(ゆっくり発進)をする車が多くなると、交差点での1回の青の間に通過できる台数が減ってしまい、それが渋滞を招いて、かえってエコではないという。そういう説を聞いたことがあります。

ただ、具体的なデータは知らないんですよね。

ジャフメイト(JAFMATE)に、よくエコ運転の話が載っていたりもしたのを記憶しているのですが、エコ運転に弊害がないのか?っていう点も実験データをとって検証してくれると嬉しいですね。

といっても、今はもうJAFに入っていないんで、読んでいないんですが・・・

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