山形、新潟、福島の県境の『謎』
番組の冒頭、
毎度おなじみ流浪の番組タモリ倶楽部でございます。
最近話題になっておりますのは、あの、グーグルのストリートビューというやつですかね、あれはやっぱり見ちゃいますよね。
おぉ、タモさんもストリートビュー見てるんですね。あれはやっぱり見ちゃいますよね。
地図専門誌の編集者を招いて、
「地図専門誌が大集合! 地図サミット2008」
という企画をやっていました。
地図専門誌っていっぱいあるんですね。番組に出ていた方々が編集しているものだけでも5誌もありました。
- 「地図中心」 日本地図センター
- 「地図ジャーナル」 日本地図調整業協会
- 「地図の学際」 東京カートグラフィック
- 「GIS NEXT」 ネクストパブリッシング
- 「地図 空間表現の科学」 日本国際地図学会
番組の後半、「輝け!うん地図王決定戦」ということで、クイズをやっていました。その中で非常に興味深かったもの。
【問】どこの県境でしょう?
【答】
右上: 山形県
左 : 新潟県
右下: 福島県
なんですねー。というか、このエントリのタイトルですでにばれてますが。
なぜ、こんな県境になったのか?
福島県側から細く伸びた先に飯豊山神社というのがあって、県境紛争の裁定の結果、神社と参道は福島県に属することになったそうです。
番組内の説明だけでは分かりにくかったのですが、分かりやすい記事を見つけました。
幅1mの県境が7.5kmも続く・・・飯豊山
http://yamayama.at.webry.info/200806/article_1.html
なぜ、福島県から飛び出た位置にある、飯豊山神社が福島県に属するのか?
明治時代に、福島県の県庁所在地である福島市があまりにも北東部に偏りすぎているという理由から、県庁移転問題に発展した。この問題の解決は、福島県の西端の一部(東蒲原郡)を新潟県に移管する事で解決した。
だそうです。納得。
(上記のブログ記事では、浅井建爾 著『日本全国「県境」の謎』という本を引用していました)
東蒲原郡はしょうがないが、神社は渡さんぞ、ということでしょうか。
厚い信仰心が現れた、なかなか良いエピソードなんではないでしょうか。■
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