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2008年11月16日 (日)

トヨタ奥田氏の思い上がり

下品です。ひたすら、下品です。札束で相手の頬をひっぱたくような、下品さがあります。金があれば何でもできると思っているのでしょうか。

「厚労省叩きは異常」とトヨタ奥田氏 報復でスポンサー降りる?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/195124/

トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた政府の有識者会議「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で、年金記録問題などで厚労省に対する批判的な報道が相次いでいることについて、「朝から晩まで厚労省を批判している。あれだけ厚労省がたたかれるのはちょっと異常。何か報復でもしてやろうか。例えばスポンサーにならないとかね」とメディアへの不満をあらわにした。

「何か報復でもしてやろうか。例えばスポンサーにならないとかね」

スポンサーになるかどうかは、もちろん企業側に選択する権利がありますが、その力をちらつかせることの意味がどういうことか、奥田氏は分かっているのでしょうか。

このニュースをちょっと怖いと感じるのは、マスコミが大して騒いでいない点です。トヨタのような大口のスポンサーが、マスメディアの生殺与奪を握っているということを、改めて感じました。

大手の企業がマスメディアを操作し、マスメディアが世論を操作し、世論が政治を動かします。大手企業が政治を左右できるという構図です。

なるほど、トヨタで大きな実権をもっている奥田氏は、世論や政治を動かせる。確かに、そうだったかもしれません。

マスなメディアしか存在しなかった頃ならともかく、今は、トヨタから一銭ももらっていない多くの人たちが、自由に情報を発信できる時代なんです。

もしトヨタが、テレビ局の編集権に介入するために、スポンサーを降りるなどの「報復」を駆使したとして、その事が明らかになり、かつ、その理由が世論がとうてい納得できるものでなかった場合、トヨタの受けるダメージはどれだけのものか。

もう、奥田さんの思い通りになる時代ではないんですよ。

「地球企業トヨタ」は中国で何を目指すのか―奥田碩のトヨタイズム
「地球企業トヨタ」は中国で何を目指すのか―奥田碩のトヨタイズム

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コメント

メディア、特にテレビはトヨタの広告出稿を拒否するぐらいの勇気を持つべき。トヨタが潰れても代りはいくらでもある。こういうフザケタ成り上がり野郎は、有識者でもなんでもないんだから、即刻、委員を降ろすべき!

企業が一番大事にしなければならないのはお客様、二番目が株主と従業員、広告もお客様の為にするものだ。奥田氏ひとりの私情でトヨタの広告政策を変更してよいのだろうか?
より良い自動車をつくろうと、毎日努力している従業員に対して失礼だと思う。
トヨタの経営陣の意識がこういうものだとすると、トヨタ衰退の始まりになるのは?

トヨタの死亡フラグが立ったんじゃないですかね?
驕れるトヨタは久しからずで後世の歴史家はこれが
ターニングポイントだったと指摘するような。

コメントありがとうございます。

to rsk さん
メディアが一斉にボイコットすれば、さすがにトヨタも痛いでしょうね。こういう言い方はなんですが、今回の件では、メディアのヘタレぶりが露呈してしまいました。僕が読んでいる新聞でも、ちょっと載っただけで、それっきりでした。

to かつらぎ さん
今回の件で、一番憤っているのは、従業員の人かもしれません。トップの不用意な発言で、とばっちりを食うのは、現場ですからね。

to おやじです さん
この発言が広く知れ渡れば、かなりのイメージダウンになって、売り上げにも影響するでしょうね。
でも、メディアでの取り上げ方が、どうも今ひとつ弱くて・・・
結局、弱み(金)を握られているのが、ばればれなところが、なんとも。

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