M-1審査員は、普段お笑いを見ていない?
「去年の話」になる前に・・・
M-1の審査員のコメントを聞いていると、審査員の人たちって案外、普段お笑いを見ていない人たちなのかなぁ、と思いまして。
大竹まこと氏のナイツへのコメント
「最初のヤホーでね、こいつらたいしたことないな、って思うんだよね。大したことないなってのが、それがこいつらの手なんだよね。あとでどんどん面白くなってきて、やられちゃうんだよ、こっちが。あの手は卑怯だなぁー」
今年すでにナイツはかなり露出していて、このヤホーのくだりはお馴染で、もはや冒頭の挨拶程度の感覚。このボケに対して、あまり、面白いとか、「大したことない」という感想は持たない人が多いのでは。あとは、この定型のヤホーの部分をどうひねってくるか、どう突っ込むかで楽しむというのが、笑いのポイントのような気がします。
上沼恵美子氏のU字工事へのコメント
「初めて拝見したんですけど、あのー、ファンになりましたね」
初めてだったのか・・・。笑点にも何度か出てます。
その後の、島田紳助氏のコメント
「今回、みんながあまり知らないメンバーもたくさんいるんですけど」
もちろん若手が多いのですが、数年前からけっこう活躍しているメンバーだと思うのですが・・・
ちなみにこのあと、
「点数ね、みんなバラバラなってますけど、これね正直言います、好みですわ」
と、笑いに点数と順位をつけ、審査・評価している、M-1の趣旨の根本を覆すような発言が。
エンディングでの松本人志氏のNON STYLEへのコメント
「あのー、僕、NON STYLE 全然知らなかったんですけども」
ほんとかなー???。最近というより、むしろちょっと前にオンエアバトルで良く見かけました。
これに関しては、放送室というラジオ番組で、松本氏が、オンエアバトルのようなネタ番組は見だすと真剣に見てしまうので、疲れているようなときは、申し訳ないけどチャンネルを変えてしまう、というようなことを言っていました。いい加減な気持ちでは見られないということなんでしょうねぇ。
私なんか、居眠りしながら見てしまいますけどね。
あと、ちょっとフォローすると、M-1はゴールデンの特番なので、たまたま見る人も多いはず。特にお笑い好きではないような層を意識した、審査員の方々の発言なのかなあと。そういうポジションで発言しないと、マニアックになってしまうというのを気にかけているのかも知れません。
って、最後に軽くフォローを入れるあたり、「そんなに嫌われたくないんか」と突っ込まれそうなエントリでした。
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