リンゴのミツは甘くない?
「ミツの入ったリンゴは甘い」というのは、みなさんの知るところ、のはずですが・・・
所さんの目がテン!「日本の冬を彩るリンゴの科学」で、興味深い実験をやっていました。
ミツの入ったリンゴを、ミツの部分、ミツ以外の部分に切り分けます。それぞれのリンゴをフードプロセッサーにかけ、「ミツだけ」と「ミツなし」のリンゴジュースを作ります。
このミツだけジュース、さぞかし甘かろうと、所さんが試飲したところ・・・
あれ?ミツなしジュースの方が甘い。どういうこと???
リンゴの甘みの主な成分は果糖なのですが、ミツの部分に多く含まれる甘み成分はソルビトールというもの。このソルビトールも甘いのですが、果糖に比べて50%程度の甘みしかないとのこと。
では、なぜ、ミツの入ったリンゴは甘いのか?
リンゴの成熟の過程で、ソルビトールがリンゴの実に運ばれ、そこで分解され、より甘い果糖などの成分に変化します。しかし、リンゴの実の中に十分に糖が蓄積されると、糖が飽和状態になり、ソルビトールが分解されないまま残るようになります。これがミツの部分というわけです。
ミツの部分が甘いわけではないですが、ミツがあるということはリンゴが十分に成熟していることを示しており、リンゴのミツは「完熟の証し」というカラクリでした。
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