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2009年1月29日 (木)

B-CASの評判を調べてみました

「B-CASって問題視されてますよね」とNHKの受信料担当(?)の方に話した際に、「ネット上の一部の書き込みでは・・・」みたいな言い方をされました。

B-CASを問題視しているのは一部の人
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/b-cas-c8ae-1.html

ほんとに一部なのかなあ?ということで、グーグルで「B-CAS」を検索し、検索結果上位の記事が、B-CASについてどういう記述をしているか調べてみました。(2009年1月29日8:00am頃の検索結果)

【検索結果1位】
B-CAS
http://www.b-cas.co.jp/index1.htm

株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズのホームページです。

【検索結果2位】
B-CAS - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/B-CAS

おなじみウィキペディアです。「百科事典」という立場上、偏った記述にならないよう配慮しているはずですが、それでもなお、批判や問題点についての指摘が多くなってしまっているように思えます。B-CAS社についての事実を積み上げていくと、そうならざるを得ないということのような気がします。

この用語の項目の趣旨ではないんですが、面白い箇所があったので引用します。

批判に対するB-CAS社の対応
以上のような批判が高まっていても沈黙を守っていたB-CAS社だが2008年8月7日、同社社長の浦崎宏は日経BP社の取材に応じ「不要と言われれば退く覚悟はできている」とし「スタッフ採用時にも将来性のある若手ではなく、各放送事業者やベンダーで実績のある即戦力のみを採用するのは、枠組みが変わってB-CASが不要となった際、いつでも会社をたためるようにするための準備の一環」「いつ不要と判断されてもおかしくはない、吹けば飛ぶような会社であることをご理解いただきたい」と述べた。

社長がさじを投げている・・・

【検索結果3位】
B-CASは独禁法違反である - 池田信夫 blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/e3b44ae168cda176cb937bf809bfe8ec

経済学者の池田信夫さんのブログ記事です。

「ダビング10の是非論」とか「落としどころ」とかいう話にはまりこむと、この話はデッドロックになる。この泥沼は10年前のボタンの掛け違えから始まっており、それをいくら掛けなおしてみても、同じことの繰り返しになるからだ。そもそもなぜ無料放送にCASがついているのかという根本的な問題から問い直し、これまでの経緯をいったんリセットしたほうがいい。

B-CASが何やら変だというのは、多くの人が感じるところでしょうが、なぜそんなことになってしまったのか、といういきさつが良く分かります。ぜひ皆さんに読んでもらいたい記事です。

【検索結果4位】
テレビでは論じられない B-CAS タブーってなに - japan.internet.com Webビジネス
http://japan.internet.com/busnews/20080326/17.html

冒頭はB-CASカードの解説なのですが、後半の「■得をするのは誰か」という項で、いくつかの問題点を指摘しています。

【検索結果5位】
「B-CAS」がなくなると本当にうれしいか? - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080903/157395/

ネット上ではもはや常識と化している、B-CAS不要論に、「ほんとうにそれでいいのかなぁ」と疑問を呈している記事です。こういう視点は大事だと思います。こういう記事が多ければ、ネット上の「議論」という形になるのでしょうが、現状は一方的な批判が多いですよね。擁護する人がいなさすぎるので。

ただ、上記の記事でも、全面的に擁護しているわけではなく、問題点のあるのは承知の上で、どっちがいいのだろうかという思案の過程を見せているといった形です。

【検索結果6位】
痛いニュース(ノ∀`):B-CAS事実上の廃止へ…ネット世論が「業者行政」を押し切る
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1181185.html

「記事+掲示板」という構成のサイトです。ある程度予想がつきますが、かなりきつい言葉でのB-CAS批判と、B-CAS廃止待望論がメインです。反論もありますが、ごく少数です。

【検索結果7位】
B-CASで「テレビ鎖国」する日本
http://ascii.jp/elem/000/000/136/136458/

3位にも入っていた池田信夫さんの記事です。
地デジPCの普及が進まない理由や、「外国製デジタルテレビは1台もない」理由が良く分かります。B-CASが非関税障壁になっているんですね。

【検索結果8位】
地デジの利便性を損ない、普及を妨げる原因となっている謎の私企業「B-CAS社」に行ってきました - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080625_bcas/

B-CAS社の所在地に行ってみるという突撃取材のノリです。

これまで長い間、会社の公式サイトに住所を掲載せず、つい最近になってあらゆる方面からその不透明な体質が批判されて、ようやく登記上の本店所在地のみ公開を行ったわけですが、本当にその住所にあるのでしょうか?ちょっとのぞきに行ってきました。

正統的な批判ではないんですが、面白いです。

【検索結果9位】
デジモノ家電を読み解くキーワード:「B-CASカード」――その存在理由と問題点 - ITmedia +D LifeStyle
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0806/05/news015.html

前半は解説、後半は問題点の指摘です。後半より、

まずは、発行・運用にあたるB-CAS社が私企業であること。テレビ放送という国民生活のインフラに近い部分が、いち営利企業に独占されているのだ。国民の受信料で運営される準国営的放送事業者のNHK(18.4%)が出資比率1位だとしても、2位のWOWOW(17.7%)、3位のNTT東日本/東芝/松下/日立(各12.25%)を足すだけでも66.7%と、議決権の過半数をクリアしてしまう(出資比率は電波監理審議会(第860回)会長会見資料より)。ちなみに、B-CAS社株式の譲受を制限する法律・法令は存在しない。非上場会社であり、財務内容を公開する義務もない。

【検索結果10位】
J-CASTニュース : 「B-CAS事実上の廃止」はホント? 経済学者の記事に大反響
http://www.j-cast.com/2008/10/10028439.html

これはほぼ中立な感じです。

「B-CASカード」について、経済学者の池田信夫氏が「事実上の廃止が決まった」とニュースサイトの記事中で述べたこと

に関しての、いきさつや、ネットでの反応を述べたものです。

<B-CASの評判、結果発表!>
検索結果上位10位をざっと眺めたところ、
  ・批判なし     ・・・  2件 (1位(公式サイト)と10位)
  ・やや肯定的 ・・・  1件 (5位)
  ・批判的       ・・・ 7件 (それ以外)

という結果になりました。■

「みんなの意見」は案外正しい
「みんなの意見」は案外正しい

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