« ♪夕暮れ on 「ヴォイス」 | トップページ | 臭いの話 »

2009年2月 4日 (水)

命名権を売ろうなんて安易じゃないのかなあ

「自治体の「命名権」ビジネス窮地不況で二の足 応募ゼロ増加」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/218079/

地方自治体が厳しい台所事情を補おうと、公共施設で命名権(ネーミングライツ)の導入を進める一方で、企業の応募がないケースが増加している。

味の素スタジアムの契約料は、2003年3月からの5年間で12億円、2008年3月からの6年間で14億円、だそうです。いい値段ですね。

でも、JリーグのFC東京と東京ヴェルディがホームスタジアムとして使用していたり、都心に近いから、メディアにその名前が露出することも多いので、味の素はこの金額を出したのでしょう。

で、翻って地方の場合、

【新潟県の県道の命名権】

新潟県の県道の命名権は、契約期間10年超を条件とし、

奥只見シルバーライン 年間1000万円以上
魚沼スカイライン       年間  800万円以上

うーん、最低8000万円からかー。

【秋田県の球場他の命名権】

秋田県のこまちスタジアムの場合、

秋田県立野球場 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A0%B4

なお秋田県は2008年春、このこまちスタジアムと秋田県立総合プール、秋田県立男鹿水族館(GAO)の3施設について施設命名権(ネーミングライツ)の売却先の募集を実施。募集は3月末から5月19日まで行われた。いずれも契約期間は3年間とし、年間契約額はGAOを1,000万円、こまちスタジアムと総合プールを各500万円に設定したが、3施設とも申し込んだ企業は現れなかった。

こちらは、球場の方は、3年間1500万円から、ですね。

【どういう企業がお金を出す?】

東京に本社を置く大手の企業が、新潟の道や秋田の球場に名前を付けたがるかどうかですよねえ。メディアへの露出も少なそうだし。地方ニュースくらいでしょうか。

こういう言い方をすると怒られるかもしれませんが、地方の施設に名前なんか付けたら、かえってブランドのイメージダウンになってしまうような・・・

やっぱり地方の施設に命名してメリットがあるのは、地場の会社とかであって、そういう会社が上記の金額を出せるかどうかというところでしょうね。

味の素スタジアムの事例を見て、「命名権が売れるらしいぞ」って便乗するのは、ちょっと安直すぎるかも。条件が違いすぎます。

何かもう一ひねり、知恵をしぼるなりしないと、企業はお金を出してくれなさそうな気がします。

広告営業力―広告代理店・クリエイティブエージェンシーに所属する12人のホンネと仕事のやり方。
広告営業力―広告代理店・クリエイティブエージェンシーに所属する12人のホンネと仕事のやり方。

« ♪夕暮れ on 「ヴォイス」 | トップページ | 臭いの話 »

スポーツ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 命名権を売ろうなんて安易じゃないのかなあ:

« ♪夕暮れ on 「ヴォイス」 | トップページ | 臭いの話 »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ