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2009年2月 5日 (木)

「マシニスト」に思う、映画鑑賞スキル

レンタルビデオ屋で、パッケージがものすごいので、気になっていた映画「マシニスト」。

ベストハウス123で、「激やせ激太り自由自在!大変身を遂げたハリウッドスターBEST3」として紹介されていました。

ベストハウス123で紹介していた内容をウィキペディアで確認してみると・・・

マシニスト - Wikipedia

クリスチャン・ベールは4ヶ月の間、毎日りんご1つとツナ缶1つで過ごし、54.4 kgまで体重を落とした。ベールは45kgまで落としたがったが、彼の健康を憂慮した周りによって止められたという。

『ザ・ベストハウス123』の激やせ激太り自由自在!大変身を遂げたハリウッドスターBEST3の第1位に選ばれた。「第1位:限界まで体を追い込んだ!?新世代のカメレオン俳優」のくだりで30キロ以上減量し、わずか4ヶ月後に「バットマンビギンズ」の撮影を控えていたためベールは、過酷な筋トレを行い、4ヶ月で体重を45キロも増量し、およそ10ヶ月の間に激しい増減量を行ったというので1位に選ばれた。

マシニストのために30キロ減量し、その直後、バットマンのために45キロ増量(贅肉じゃなくて筋肉よ)という、ものすごい役者魂。

ベストハウス123で紹介されていたのをきっかけに、レンタルDVDを借りて見てみました。

実は同じように感じた方も多いのではないかと思うのですが、あんまり面白くない(?)、というより、良く分かんないって印象ありませんでした?

主人公トレヴァー・レズニックの妄想と現実が交錯してきて、支離滅裂な部分も多いので(だって妄想だから)、よく考えながら見ないと、細かい事象の意味がとれなくなってしまうんです。

この一つ一つの伏線が、理解できるかどうかって、見る人の「映画鑑賞スキル」にものすごく依存するなあ、と思ったのは↓以下のページを読んだから。

破壊屋_映画の感想_2005年の映画_マシニスト

上記のページを書いた人は、「マシニスト」を映画館で見て、周りの人たちが映画の内容を意外と理解できていなかったことを驚いていました。

この方は、細かい伏線もよく読み解いているので、映画を見た後に、このページを読むと、見落としていた点が分かって、とても面白いと思いますよ。

で、正直私は一度見ただけでは、ここまで理解できないなあとちょっと残念な気分になるのです。2度目で気づいたり、あとはウェブで調べた情報を踏まえたりすれば、最終的には理解できるんでしょうけど、それって一度目に見た時の驚きとか感動とかとは違うじゃないですか。一度見て理解できる人と同じだけの楽しみは味わえないのかなあと、ちょっと悔しくもあるのです。■

[2012年11月4日追記]
昨日の深夜、放送されていたみたいです。見た人、意味分かりました?
二度と見たくない映画『マシニスト』 - 急上昇ワードな理由

マシニスト [DVD]
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コメント

映画鑑賞スキルもそうですが、精神疾患への理解度も左右する気がしました。

そういえば、徹夜で、文章を読み書きする作業をしていた時なんですが、同じことが何度も繰り返し起きたような記憶があるんですよね。

デジャブを感じたのか、ウトウトして夢でも見ていたのか、本当に同じことが繰り返し起こっただけなのか、後から振り返ってもよく分からなかった。なんて話は関係ないか。

でも、睡眠障害を体験したことのある人とない人では実感の仕方が違いそうですね。私なんか縁がないので、「寝ればいいじゃん」とか言っちゃいそう。

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