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2009年2月23日 (月)

地デジ化で、テレビを見る頻度が明らかに下がった

ほとんどの人はマニアではないので、ちょっとでも面倒くさいと感じさせると、一気に「行動」を取ってくれなくなるんじゃないかなあと。で、ここで言う行動とは、「テレビを見る」だったりします。

私は、半年間か1年間くらい、すごくテレビを見ていた時期がありました。その理由は2つの視聴スタイルを「開発」したからでした。

1つはパソコンで録画した番組を速度可変のソフト(nvplayer)を使って、高速で見るやり方。もう1つは、録画した番組を携帯プレイヤー用に変換して、通勤時に見るというやり方。

この2つの方法を採用した途端、誇張無しで、視聴番組が2倍くらいに増えました。たくさんこなせるもんだから、少しでも面白そうな深夜番組があると、全部チェックしていました。

どうせ、CM飛ばすんだろうと思われそうですが、確かにそうです。飛ばしますね。でも、携帯プレイヤーのほうは、早送り機能が貧弱だったので、結果的にCMは見ていたし、番組を気に入ればリアルタイムで見ることもあり、その場合はCMを見ることになります。録画が多くなろうとも、なんだかんだで、CMはそれなりに見てしまうんです。

で、この「テレビがんがん見ていた期」は、自宅のパソコンを買い替え、地デジのテレパソにしたとたん終焉を迎えます。地デジでは、録画したソフトでしか再生できないため、nvplayerが使えません。添付のソフトがヘボいため、視聴できる量が減ってしまったのです。また、録画したファイルは暗号化されているため、携帯プレイヤー用に変換ができません。

上記のような視聴スタイルはあまり一般的ではない(どちらかというとマニアック)ですが、私のテレビに対する情熱は非常に一般的でした。コピーワンスのような著作権保護機能に対応した携帯プレイヤーを買おうなどとは思わず、「見られないんだったらしょうがない」ということで、テレビ番組を見なくなるのです。フリーオはほしいけれど、2万円出すほどではない。5000円なら買いますが。

世の中の、大多数のテレビを見ている人の、テレビに対する情熱ってそんなもんなんじゃないかなと思います。1万円や2万円くらいでテレビ買えたから、部屋においていたけど、10万もするならいらないとか。DVDが見られれば十分、TVゲームができれば十分とか。

高画質や大画面に惹かれてくれる電機メーカーにやさしい層ってのはそれなりにいるんですが、そうでない、「見れりゃ十分、高いならいらない」層もあなどれないくらいいるんではないかと。

そして、ほんとにこのままアナログ放送を打ち切ったりしたりしたら、全体的な視聴率が数パーセントダウンするなんてことも、けっこうありそうな気がするのですが。

それで、もちろん今までのような広告費がとれるわけもなく、今でも苦しいテレビ局の首がさらにしまって・・・。いやほんと、テレビっ子としては残念でなりません。

地デジにしたいなんて誰が言った!? (晋遊舎ブラック新書 10)
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