« ポートピア連続殺人事件 | トップページ | 酒を飲むなら野球にかぎる »

2009年3月 2日 (月)

中学生から見ても、なんだかなー、のニュース番組

夕方のニュース番組がバラエティっぽいのがすごく気になります。

フジテレビのスーパーニュースをよく見るので、その番組の話になりますが、

2時間くらい枠がある中で、ニュース部分って半分もないような気がします。(計った訳ではないので印象なのですが)

で、ニュース以外の時間、何をやっているかというと、芸能ネタとか、激安ランチとか、デパ地下特集とか、大食いとか、子だくさん家族とかなわけで、完全にバラエティ番組なんですよ。

地方に住んでいるときはあまり気にならなかったのですが、地方だと17時~18時って地方局作成のいかにもバラエティとかワイドショー的な番組で、18時~19時がキー局作成のニュース番組となっている場合が多いんですが、このニュース番組の冒頭は硬めのニュースが多いです。

18時20分くらいから、スタジオが地方局に切り替わるんですが、この枠では、ローカルなニュースだったり、地方の行事だったり。なので、18時以降はそれなりにニュース番組っぽいんですよね。

キー局だと、このローカル用の枠で、大食いやってたりするんですよね。東京ローカルのニュースでもやればいいのにと思うのですが。

ニュース番組のこの、バラエティっぽさが気に入らないのは、私だけではないようで・・・

週刊フジテレビ批評という番組で、2008年12月26日に行われた、第八回中学生フォーラム「激論!ニュース番組」の様子が紹介されていました。

主催は、「BPO・放送と青少年に関する委員会」で、全国から参加した中学生モニター15人が、放送局の制作者達と意見交換を行うというものでした。

第八回中学生フォーラム「激論!ニュース番組」

そこで、川崎市立 生田中学の3年生の子が、食べ歩きのようなものは、今やるべきことなのか、そういうことをやる時間があるなら、昔やっていたニュースをもう一度伝えるのも重要ではないか、ということを言っていました。

フジテレビ報道局報道センターのデスク担当部長は、銀座の500円ランチに関して、銀座という一等地で500円で食事を提供している裏には、相当の企業努力がある、そういうところまで取材して、今は出すようにしている、のように答えていました。

でも、最近似たような特集見たのですが、そんな伝え方ではなかったような・・・

TBS報道局 編集センター長は、大事なニュースは、ある方々にとっては大事、ある方々にとっては大事でないということがある、そういう点も考えてほしい、という趣旨の発言。

本音を言ってしまうと、激安ランチや芸能ニュースの方を大事と考えている人が多い(=視聴率が取れる)ということなんでしょうね。

中三の子が言っていた、昔のニュースを伝えるというのは、企画として面白いと思うんですけどね。あのニュースの後日談とか。

第一報のあとのフォローをあまりしないというのは、やっぱり問題ですよね。

不起訴を報じなかった報道機関 ココログニュース:@nifty
http://news.cocolog-nifty.com/cs/catalog/cocolog-news_article/catalog_domestic-200902181712_1.htm

第一報のあと、被疑者が不起訴になった場合、そのことをちゃんと報じないと、視聴者の記憶の中には、最初のインパクトしか残ってないですから。

そこは、ちゃんとフォローするのが、報道の良識かと思います。激安ランチやっている暇があるならね。

でも、結局視聴率が取れないんでしょうね。視聴者が試されているのかなー、なんて。

テレビの貧格
テレビの貧格

« ポートピア連続殺人事件 | トップページ | 酒を飲むなら野球にかぎる »

ニュース」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中学生から見ても、なんだかなー、のニュース番組:

« ポートピア連続殺人事件 | トップページ | 酒を飲むなら野球にかぎる »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ