守られないルール(登戸駅)
駅の通路などに、進行方向の矢印が書かれていたりしますが、こういう進行方向の指示って守られている場合と守られていない場合とがありますよね。
そして、全然守られてない例が、登戸駅(小田急・JR)の連絡通路なんです。
この進行方向のルールが守られないのには、それなりの理由があって、見てみると構造上の問題というか、進行方向のルール設定に難があるんですよね。
問題の箇所は、小田急登戸から出て、一段高いペデストリアンデッキ(自由連絡通路)へ上がる階段です。床には進行方向の矢印が書かれており、手すりで区分けされているのですが、多数の人がこの指示を無視して歩行しています。
下記のサイトにあった図に、矢印等を加筆しました。
JR東日本:駅構内図(登戸駅)
http://www.jreast.co.jp/estation/stations/1212.html
小田急に向かう側(青色)がカーブのアウトコースを通るようにルール設定されていますが、ほとんど人が内側のコースを逆流して歩きます。
どうして守られないかというと、この通路けっこう幅があるんです。これを二分割して、遠い側を通れと言っても、人間の心理として近いコースを通ろうとしますから、なかなか守られないんです。
また、あまり外側を歩くと、正面の出口専用改札からの赤の流れとモロにぶつかることになります。これを避けるために、みんな内へ内へと流れていきます。
ルールがあるとややっこしいのは、ルールを守って歩いているのに、逆流してくる人たちの流れとぶつかってしまうことなんです。こっちとしてはルールを守っているという自負がありますが、向こうからしてみれば流れに乗っているんだという考え方だし、どうもお互い譲ろうという気が起きにくい状況が生まれています。
毎日通勤で通っているのですが、この流れの衝突箇所が危なっかしいので、小田急とJRに改善できないか?とメールを出したのですが、返ってきた返答はほとんど同じ内容でした。
「川崎市の管轄なので、川崎市のほうへ伝えてください」
それでいいんか?改札の位置や方向も込みで考慮して改善する問題でしょうに。
あと1つ気に入らないところ。上記の図の左下の改札は出口専用で、上から人が流れてくる形になります。で、ここでも予想通り、内側の改札は流れが詰まっているのに、外側の改札は誰も使わないという状況があります。
ちょっと考えれば分かりそうなものですけどね。改札は不足気味なのに、使われていないものがある状況、っていったい・・・。
でも、これに関しては、改善の意思が見られます。実は今朝、気付いたのですが、ここの改札は出口専用だったのが、下側が入口用に変更されていました。新宿方面の人は、ホームが左側なので、この改札を使えば、赤の流れと衝突せずにスムーズにホームまで到達することができます。
状況を改善しようとしてとられた施策だと思います。この変更がうまく機能するかどうかは、しばらく様子をみてみないと分かりませんが、とにかく、改善しようとしてくれているってところは嬉しいですよね。
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