テルミンが自由に弾ける展示室
テルミンという変な電子楽器を知っている人は多いと思いますが、弾いたことがある人は少ないと思います。
多摩センターのパルテノン多摩という施設内にある「マジックサウンドルーム」には、テルミンが展示してあって、なんと自由にこのテルミンで遊べるんです。
アンテナ(?)みたいなものが左右に対になっていて、左手で音量、右手で音程を調整する仕組みです。テルミンを知っている人は分かると思いますが、テルミン自体には触れずに、空中で手を近付けたり遠ざけたりして演奏します。
音階を奏でるのは至難の業です・・・
この、「マジックサウンドルーム」には、他にもオルゴールや自動演奏楽器が展示してあり、なかなか面白いですよ。1時間に1回、この自動演奏楽器の実演があります。
すごく面白い展示室なんですが、公式サイトでは大してアピールされておらず、
マジックサウンドルーム一覧 多摩市立複合文化施設[パルテノン多摩]
http://www.parthenon.or.jp/magic/
知る人ぞ知るスポットになってしまっています。
ウェブ検索結果をざーっと見ていて、杉本みいさんのブログが一番分かりやすく紹介されていたので、リンクしておきます。
パルテノン多摩 マジックサウンドルーム :: ドリーム・トレイン
http://yaplog.jp/pippitoruru/archive/427
私が行ったときに行われた自動演奏の実演は、バイオリンとピアノでした。自動演奏できるピアノは見たことある人も多いかもしれませんが、バイオリンの自動演奏はなかなか見られないんじゃないでしょうか。
バイオリンが3つ固定されていて、1つが1弦担当という構成。弓(に相当する部分)が円形になっていて、これが回ることによって弦をこするという、不思議な演奏方法です。
はっきり言って、演奏レベルとしては「下手くそ」なあたりが愛嬌があります。
何がすごいってこれがコンピュータ制御などではなく、ロール紙に空けられた穴に空気をあてて、風圧でコントロールするという、なんともレトロなやり方で、ハイテクなんだかローテクなんだか分からない。
それもそのはず、ここにある自動演奏楽器は古いものが多く、上記のバイオリンも80年だか90年くらい前のものでした。
入場料は、小中学生100円、高校生以上200円なのですが、無料開放日というのがありまして、公式ページには以下のように書かれていました。
毎週土曜日・祝日・多摩市内公立小・中学校の夏休み・冬休み・春休み期間など
私がこのマジックサウンドルームを「発見」したのは、たまたま土曜日だったので、無料で見られました。みなさんも土曜日が狙い目ですよ。
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こんにちは。
そこ、是非行ってみたいです。
だけど、うち(千葉)からだと多摩って遠いんです…が、いつか、絶対行ってみます。
投稿: hocir | 2009年5月31日 (日) 19時05分
hocirさん、こんにちは。
さすがに千葉から多摩だと遠いですね。
この展示室は地味で、休日でしかも無料開放日だというのに、人影はまばらでした。
たくさんの自動演奏楽器が展示してあるのですが、1時間に1回の実演では2つ程度しか演奏されないので、すべての実演が見られない点が残念なんですけどね。
投稿: 管理人 | 2009年6月 2日 (火) 05時13分