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2009年5月21日 (木)

誇りをもってマスクをしよう!

なんかイライラっときた記事のご紹介。

新型インフル、騒ぎ過ぎの代償:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090520/195272/

どんな「代償」が?

マスクをすると「安心」という心理はよく分かる。しかし、着用することのマイナス効果はどうなのだろうか。マスクはどうしても不自然に見えるし、している人の数が増えるとどうしてもハリウッド映画のようなパンデミック(世界大流行)の事態を連想させ、「怖い」という人のリスク認知を増幅させていないだろうか。

このかたは、マスクをしている光景を見ると怖いんだそうだ。

日本語で書いているところを見ると、日本人向けの記事ですよね?海外生活経験が豊富なかたのようですが、ちょっと感覚がずれてしまっているんじゃないでしょうか。

冬から春先にかけて、満員電車を見回してみると、マスクの人だらけ。花粉症の人もいれば、インフルエンザ予防の人もいれば、うつさないようにしている人もいます。今さら、マスクだらけの光景を見たからといって、「怖い」だなんて、ほとんどの日本人は思わないんじゃないでしょうか。(「うわー、みんな気にしてるなあ」とは思うでしょうけど)

記事中で、マスクが予防に効果がない点をしきり言っているんですが、専門家によってはある程度の効果を認めているみたいですよ。

まだ序曲…マスク&手洗いは絶対!鼻いじり厳禁!!
http://zakzak.co.jp/top/200905/t2009052034_all.html

「CDC(米国疾病予防管理センター)はマスクの予防能力を疑問視するが、それはガーゼマスク。万全ではないが、すき間の少ない不織布製の立体型マスクを正しく使えば予防効果は高い」と話すのは、大阪歯科大学附属病院・耳鼻咽喉科の久保伸夫准教授。

で、私が主張したいのは、予防効果があるとかないとかじゃなくて、米国でのマスクに対する過剰な警戒心のデメリットです。

【8】「マスクをすると仕事ができません」。新型インフル対策の温度差:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20090520/195232/

彼女が現地の通訳に聞いたところ、米国でマスクをするということは、「私は重症です。近づかないでください」というアピールなのだそうだ。従ってマスクをしていると記者会見はもちろん、街中のレストランにも入れてもらえないという。

上記のような、マスクをしづらい環境がそんなにいいのか?ってことなんです。

ちょっと風邪気味だけど、こんなに過剰反応されてしまうんだったら、マスクやめとこ、ってなるんじゃないでしょうか。レストランにも入れてもらえないんだったら、ひた隠しにしますよね。

日本だったら、花粉症や予防のつもりでマスクしている人も多いので、自分がインフルエンザかも、ってちょっとでも気になったときに気軽にマスクできるじゃないですか。

すぐにマスクをする、日本人のこの良い習慣を邪魔しないでいただきたい。

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