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2009年6月 2日 (火)

絶滅種の数の推移

コネタマのこのネタに参加すると、「地球のココロ」のBlogActionというコーナーにトラックバックされるそうなので、そのサイトをちょっと見てみました。

2009年6月のテーマ【生物多様性(Biodiversity)】 | Blog Action : 地球のココロ
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog_action/2009/06/20096biodiversi.html

そこに、なかなかすごい内容のグラフが表示されていました。「絶滅した生物種の数」のグラフなのですが、推移としてはこんな感じです。

  6500万年前  0.001種
  1600年          0.25種
  1900年             1種
  1975年        1000種
  2000年           4万種

グラフの引用元は以下のサイトのようです。

絶滅した生物種の数(ノーマン・マイヤーズ)
「絶滅した生物種の数」
COP10支援実行委員会:生物多様性の現状
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/cop/condition.html

1年間に絶滅する種の数ですから、6500万年前だと0.001種ということは、1000年に1種というスピードになりますよね。それが、今は1年に4万種。

現在の絶滅スピードがものすごく速い(単純に計算すると4000万倍)ということが分かります。

ん?でも待った。これって、そんなに単純に考えていいのかなー?

6500万年前は、生物の種も、生物の数も今より全然少なかったはずで、そんな状況なら絶滅種も少なくて当然。あまり参考にならない数値なのでは?

だとしても、1975年に比べて、40倍なので、ちょっと異常な状況なのは間違いなさそうな気もします。

でもやっぱり、このグラフだけでは、あまり見えてこないですね。絶滅する種もあれば、生まれる新種もあるわけで、「新しく発生した種」「現存する種」「絶滅した種」のそれぞれの数値の推移を見ないと分からないですよね。絶滅している以上に、新種が発生している可能性もなくはないですから。

ということで、そのへんのデータがほしいのですが、上記サイトにはあまり詳しい情報はなかったです。グラフを見ると「Myers 1979,1981」と書かれているので、ノーマン・マイヤーズ博士(科学者・保護論者)の著書からの引用でしょうか?マイヤーズ氏の著書に書いてあるのかなー。■

[2010年10月30日追記]
ノーマン・マイヤーズ氏の著書「沈みゆく箱舟」をチェックしてみました。どうやら、絶滅速度 1年に4万種という数字は根拠にとぼしいようで・・・

「絶滅速度 1年に4万種」のウソ

コネタマ参加中: 生き物保全活動・・・興味ある?

マグロは絶滅危惧種か (ベルソーブックス)
マグロは絶滅危惧種か (ベルソーブックス)

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コメント

「環境危機をあおってはいけない」
という本によると年4万種という数字は、
マイヤーズの「100万種が25年間で絶滅すると仮定すれば、つまりは年に4万種となる」という1979年のただの仮定のはなしが一人歩きしてるみたいです。
クローズアップ現代にも堂々と毎年4万種と載っててびっくりしました。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2947

投稿: 広瀬 | 2010年10月14日 (木) 10時02分

to 広瀬さん
面白い情報ありがとうございます。さっそく「環境危機をあおってはいけない」を図書館で予約してみました。
あと、ノーマン・マイヤーズ氏の古い本も。

一度言われた数字が、本来とは違った意味で一人歩きしてしまうってことはよくありますからね。注意せねば、と思いました。

投稿: 管理人 | 2010年10月14日 (木) 15時41分

環境白書にも年4万種がでてました
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h22/html/hj10010301.html#n1_3_1
ネタ元は、ノーマン・マイヤーズ著「沈みゆく箱舟」(1981)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7SARY
のようです

投稿: 広瀬 | 2010年10月17日 (日) 19時57分

なんだか、「絶滅速度 年4万種」という数字が揺るぎないもののような語られ方が多いですよね。

広瀬さんがリンクを張ってくれた環境白書を見てみると、以下のような数字があげてあり、

生物種の数(推定) 3,000万種
うち確認されているもの 175万種

人間が確認できている種は全体のたった6%程度?ということになりますよね。

また、下記の数字を見ると、

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト
評価対象 47,662種
うち絶滅危惧種 17,285種

把握できている絶滅危惧種以上の数が、絶滅しているという数字になります。未確認種が94%では、そうなってしまうんでしょうけど。

やはり、ノーマン・マイヤーズの著書でどのような文脈と根拠で年4万種という数字を出しているかが重要ですよね。それによっては、あまり喧伝するような数字じゃないのかも。

「沈みゆく箱舟」は図書館にあったので、これも予約しておきました。

投稿: 管理人 | 2010年10月19日 (火) 07時08分

ビョルン・ロンボルグ氏の「環境危機をあおってはいけない」と、ノーマン・マイヤーズ氏の「沈みゆく箱舟」をチェックしました。

「絶滅速度 1年に4万種」のウソ
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/14-c31a.html

投稿: 管理人 | 2010年10月30日 (土) 17時22分

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