民主党候補者に投票した、自民党支持者たち
2009年衆議院総選挙投票日の翌日です。
昨日午後8時過ぎ、選挙速報番組が始まり、なんだか大変なことになっているのを横目に就寝。朝、起きてみると、大変なことは完全に確定していました。民主党が政権を取ったんですね。
私は、民主党はあまり好きではないんです。
どうも民主党はうさんくさい
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-0561-1.html
でも、政権を取ったからには、がんばってもらいたい。
「税金のムダづかいと天下りを根絶」し、「中学卒業まで、1人あたり年31万2000円の『子ども手当』を支給」し、そして、「高速道路の無料化」。
できるんかいな?って気がしますが、当人たちがやるといっているからには、やろうとするんでしょう。邪魔をしないで見守らなけりゃいけませんね。
今回の、選挙の結果を見て私は、自民党はここまで愛想を尽かされていたのか、という感想です。元首相の海部氏は落選し、同じく元首相の福田さんも危なかった。
選挙前から、民主300議席越えとマスコミは騒いでいましたが、正直そんなに行くとは思っていませんでした。なんだかんだで、いい勝負するんじゃないかという、なんの根拠もない予想は、大外れでした。
私は、基本的には自民党を支持しているのですが、小選挙区は民主党の候補に入れました。
小選挙区は民主、比例代表は自民
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-657d-1.html
今朝の産経新聞にも、民主党候補者に投票した、自民党支持者が多かったことが書かれていました。
政治部長 乾正人氏の「あえて言う『消えるな!自民』」という記事より
出口調査では、自民党支持者の約3割が民主党に投票している。つまり、時々の風に流されやすい無党派層だけではなく、自民党の常連まで愛想を尽かしたとうわけだ。
乾氏は、麻生首相が終戦記念日に靖国神社を参拝しなかったことへの保守層の失望が大きかったと書いています。
今回の結果を見ると、参拝したからと言って、勝てたかどうかは疑問ですが、靖国には参拝しないと言い放つ民主の党首との違いははっきりし、「やっぱり自民しかない」と思う有権者だって少なくはなかったはず。
保守ってのは、変えてはいけないものは変えない、守るべきものを守る、というものでしょう。自民は、保守を貫くという信頼があったからこそ、多少の難があっても、投票してきた有権者も多いはず。
その自民が、守るべきものを守らなくなった時、自民支持者だった層は、断腸の思いで民主に投票せざるをえなくなったのでは、という気がしてなりません。
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