毒書案内―人生を狂わせる読んではいけない本

「するな」と言われるとしたくなる、「読んではいけない」と言われると読みたくなる、そんな心理を突くタイトルですね。

毒書案内―人生を狂わせる読んではいけない本

最初に断っておきますと、まだ読んでません。さっき市の図書館システムで予約しました。(買わんのかい)

「読んではいけない」というのは、読む価値がないという意味ではなく、読むと危険(?)ってことです。

amazonの「なか見!検索」で、目次(紹介されている書籍のタイトル&簡単な注釈)と、最初に紹介されている『人間失格』のところが読めます。

知っている作品は多いのに、私が読んだことがあるのは『人間失格』だけでした。

36年、何してきたんだ。

会社での地位があって、うなるほど金があって、大きな家に住んではいても、文学について語れないような人間に、君はなりたいかい？

実際、上記もないですから、失格ですなこりゃ。

目次の書籍リストを拝借、直に読んじゃうもよし、なぜ危険なのかを知るもよし。

【第一章 死の誘惑】

人間失格 太宰治 (新潮文庫 (た-2-5))

若きウェルテルの悩み ゲーテ (岩波文庫)

定本 二十歳のエチュード 原口銃三 (ちくま文庫)

孤独な散歩者の夢想 ルソー (岩波文庫)

ヴェニスに死す トーマス・マン (岩波文庫)

【第二章 異界の迷宮】

不思議の国のアリス ルイス・キャロル (新潮文庫)

砂の女 安部公房 (新潮文庫)

審判 カフカ (岩波文庫)

死霊 埴谷雄高 (1976年)

ドグラ・マグラ 夢野久作 (ハヤカワ・ミステリ 276)

【第三章 揺らぐ自我】

地獄の季節 ランボー (岩波文庫)

マルテの手記 リルケ (新潮文庫)

無知の涙 永山則夫 (河出文庫―BUNGEI Collection)

地下室の手記 ドストエフスキー (新潮文庫)

ツァラトゥストラ ニーチェ (中公文庫)

【第四章 迷走する狂気】

死の棘 島尾敏雄 (新潮文庫)

金閣寺 三島由紀夫 (新潮文庫)

わが闘争(上) ヒトラー 民族主義的世界観(角川文庫)

野火 大岡昇平 (新潮文庫)

夜の果てへの旅〈上〉 セリーヌ (中公文庫)

【第五章 性と暴力】

われらの時代 大江健三郎 (新潮文庫)

北回帰線 ミラー (新潮文庫)

裸のランチ バロウズ

サンクチュアリ フォークナー (新潮文庫)

千年の愉楽 中上健次 (河出文庫―BUNGEI Collection)

【第六章 官能の深淵】

鍵・瘋癲老人日記 谷崎潤一郎 (新潮文庫)

眠れる美女 川端康成 (新潮文庫)

ロリータ ナボコフ (新潮文庫)

幼児狩り,蟹 河野多恵子 (新潮文庫 こ 9-1)

芋虫 江戸川乱歩 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)

【第七章 背徳と倒錯】

悪徳の栄え〈上〉 マルキ・ド・サド (河出文庫)

眼球譚(初稿) バタイユ (河出文庫)

家畜人ヤプー〈第1巻〉 沼正三 (幻冬舎アウトロー文庫)

ブレストの乱暴者 ジュネ (河出文庫)

マルドロールの歌 ロートレアモン (集英社文庫)