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2009年10月28日 (水)

混んでる電車内に防犯カメラ付けたって、頭しか映らんよ

痴漢対策で、電車内に防犯カメラを付ける。その、やる気には賛同するのですが・・・

「痴漢対策 電車内への防犯カメラ設置など要請」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/317049/

電車内での悪質な痴漢被害が相次いでいることを受け、警視庁と埼玉、千葉、神奈川県警は26日、官民会議を開催し、鉄道事業者に車内への防犯カメラ設置など痴漢対策への協力を呼びかけた。

実際に痴漢が起きている電車がどの程度の混雑率なのかは分かりませんが、混雑がひどい路線ほど痴漢被害が多いみたいな話は聞いたことがあります。

電車内のどの位置に防犯カメラを付けるんでしょうね。普通に考えると、天井付近になると思います。都心でラッシュ時に電車に乗っている人ならご存知かと思うのですが、そんな状況で上方からカメラ撮影したって、人の頭や肩しか映らず、何の証拠もつかめないのではないかと思います。

警察側は、痴漢の抑止効果を狙うとともに、犯行時の位置関係を特定し、捜査材料としても役立てたい考えだ。

抑止効果というのはあるでしょうね。カメラが設置されているのを見れば、映っているかどうかはともかく、犯人はひるむでしょう。私思うんですけど、抑止効果という点では、(私服警察官ではなく)制服の警察官をホームや車内に配備すれば、けっこうな抑止力になるんじゃないかと思うんですけど。

ちょっと恐いのが、「犯行時の位置関係を特定し、捜査材料としても役立てたい」という点。

被害者の真後ろの犯行が可能な位置にいたっていうのを根拠にして、痴漢冤罪の材料にならないかという懸念です。「やれる位置にいたから、やったんだろう。やっていないと言うなら、やっていないという証拠を示せ」的な。

この位置情報ってのは、どう考えても痴漢できない位置にいたという、冤罪を証明する根拠にはなりますけど、やったことの証拠にどの程度できるんでしょうね。乱用されないことを望みます。

ただ、最近の悪質な痴漢は

「【衝撃事件の核心】見知らぬ仲で“痴漢電車”の異常空間」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/305883/

 《我々のグループは、お互いに名前も素性もしらない者同士ですが、囲み痴漢を実践しているグループです》

みたいなことになっているみたいですから、こういうのに対しては有力な証拠になるでしょうね。あとは、ホームのカメラ映像と付き合わせることにより、

ただ、込みすぎているため、電車に乗ってからターゲットを探すのは不可能。だから、ホームで電車待ちをしている間に目当ての女性を見つけ、後ろにくっつくようにして乗車するんです」

みたいな犯行の証拠にもなりますし。

でも、上記記事内で語られている車内の様子、

続く十条、板橋駅でもさらに大量の人が乗り込んでくるため、まったく身動きがとれない。立っているのがやっとで、苦しそうに顔をゆがめる人も見られた。車内アナウンスがなければ、どの駅に止まっているかも分からない状態だ。

こんなの読むと、やっぱり頭や肩以外は何も映らないのではという気がしてきます。

「この人、痴漢!」と言われたら―冤罪はある日突然あなたを襲う (中公新書ラクレ)
「この人、痴漢!」と言われたら―冤罪はある日突然あなたを襲う (中公新書ラクレ)

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