今、あなたが渋滞の先頭ですよ
まぐまぐのメルマガで、キャスターの(?)山内咲織さんが紹介していたので、下記の「渋滞の先頭は何をしているんだ?」という内容の記事を読んでみました。
渋滞の先には何がある? - Ameba News [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/webhon/2009/10/48620.html
そして問題の「渋滞の先頭は何をしているのか」については、「自然渋滞では次々と先頭が入れ替わりながら、渋滞のかたまりが後方へと伝わっていく。つまり誰もが瞬間的に渋滞の先頭になっている」と積年の疑問に回答。
渋滞をフッと抜ける瞬間がありますよね。つまり、その直前、あなたはまさに渋滞の先頭にいたわけで、「先頭は何をしているんだ?」の疑問には、「あんた今さっき何していた?」ってわけで、「普通に運転していました」ってことで一件落着。
このメカニズムが良く分かる動画がありました。東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授が行った実験の模様です。
渋滞の先頭が入れ替わっている様子がよく分かりますでしょ。
実は、この動画だけ見ても、実験の意味合いが分かりにくいんですが、この動画について書かれた記事がありまして、それを読めば。「ほほう」となります。
渋滞撲滅!「ゆっくり走る」は金も時間もオトク 「渋滞学」の東大西成教授が実験で証明 - ライフ - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090806/1028145/
ざっくりと解説しますと・・・
渋滞が発生しかかっている時に、「あえてスピードを落として前の車と車間距離をとる」ことによって、発生する渋滞の影響を小さくできるというもの。
動画の上側は普通に運転した場合、下側は対策を施した場合のもの。
動画開始後の50秒あたりで渋滞が起きます(先頭を一時停車させる)。
下側の動画では、先頭から6台目の車が前述の戦略を実施して、前の車との車間を取っています。
上下動画とも、渋滞は発生するのですが、対策を行った下側の方が、渋滞からのリカバリがスムーズに行われ、トータルでみんな得をする、というもの。これ、面白い実験ですよね。
西成教授、最近よく名前を聞きます。ラジオでも、渋滞を軽減するワンポイントアドバイスみたいなコーナーをやっていました。
以前、西成教授の渋滞学についてのエントリを書いた時には、
渋滞学
http://claimant.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-2ce7-1.html
準教授だったのですが、いつの間にか、教授になられてました。
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