殻付きアーモンド
殻付きの落花生や、殻付きのピスタチオナッツはよく見かけますが、この前、スーパーでから付きアーモンドなるものを見つけました。
「なんじゃ、こりゃぁっ!」ってことで、買ってみました。
から付 焼きアーモンド
楽しみながら手で向いて食べてください
※ちょっと手が汚れます。
「※ちょっと手が汚れます。」ってのがなんか面白い。別にそんなに汚れませんでした。
味はすごくシンプル。原材料を見ると、アーモンドと食塩だけ。
通常のやつより香りが強いような気がします。
パッケージには特に説明はなかったので、検索してみると、「殻についたまま塩水に漬け込む事により、アーモンド本来の味が殻の中にぎゅっと詰ま」るんだそうです。ほんとかぁ?(←疑り深い)
殻付きのアーモンドって初めて食べたんですが、特に殻がむきにくいということはなかったです。たぶんピスタチオのほうが、よっぽどむきにくいです。なのになぜ、あんまり殻付きのアーモンドってないんでしょうね?
ちなみに、食べた後の殻はこんな感じ。
「から付 焼きアーモンド」の殻
下に敷いているチラシが生活感があっていいでしょ。
では、アーモンドトリビア。
風邪とかひいた時に腫れて痛くなる扁桃腺。この扁桃ってのはアーモンドのことだぜ。
あれ、知ってた?
じゃあ、次。
アーモンドの野生種ってのは毒があるんだぜ。しかも青酸系。食用になるためには、長い時間が必要なのであった。
このへんの話は、「銃・病原菌・鉄」って本で読みました。この本は、本気で面白かったなあ。
分かりやすくまとめた記事がありました。
7章:毒のないアーモンドの作り方 - 「銃、病原菌、鉄」読書感想文
http://d.hatena.ne.jp/tettediamond/20071129/1196383814
そうそう、思い出した。
種をばらまくってのは野生種にとってはプラスになっても、栽培種にとってはマイナスポイント。なので、種を落とさないという一見不利な遺伝子をもったものが、人間に選択され、繁栄するんですねえ。
発芽タイミングもそうですよね。野生の環境で生き残るためには、バラバラに発芽した方が安全(リスクヘッジできる)ですが、そんなんじゃ、栽培に向かないですもんね。
自然に向かない遺伝子を持った種が、人間に選択されるという事実は、指摘されればもっともですが、自分だけではなかなか思い至らないもんですよねえ。
まあ、アーモンドはうまいということで。
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