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2010年2月 3日 (水)

「妄想コントローラ」のアイデアを聞いて、エネミーゼロを思い出した

こんなへんちくりんなものが出ます。

「懐かしのTVゲームを“妄想” バンダイが新感覚玩具」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/351214/

バンダイは28日、懐かしのテレビゲームの音だけを聞いて頭の中で画面を妄想して楽しむ新感覚の「妄想コントローラー」を3月20日に発売すると発表した。価格は888円。20~30歳代の男性をターゲットに、2010年末までに20万台の販売を目指す。

最初、これ読んだ時、ゲームの効果音が出るだけのおもちゃかと思ったのですが、どうやらそうではなく、画面はないけど、見えないところでゲーム(スト2、ゼビウス、ファミスタ)は展開しているというもののようです。

言葉の説明じゃイマイチ分からないなと思っていたら、YouTubeに動画がアップされていました。バンダイからの公式動画です。

見えないながらも、頭の中で想像してプレイする必要があるようです。

この、あえて見えないようにするっていうアイデアを聞いて、その昔、飯野賢治氏が作った「エネミーゼロ」というゲームを思い出しました。

でも、実は私はセガサターンは持っていなかったので、やったことはないんです。3DO持っていたので、飯野さんのゲームは好きで、雑誌か何かで、このエネミーゼロのアイデアについて飯野さんが語っているのを読んで、めちゃくちゃ面白そうって思っていただけなんですけどね。そう、思っていただけ。

敵がね、見えないらしいんですよ。で、音で知らせてくれる装置だけを頼りに、場所を類推して戦わなければいけないという。ね、聞いただけで、なんだか面白そうでしょ。

で、このエネミーゼロのことを検索していたら、飯野氏が当時のことを語ったブログ記事がありました。

eno blog: そろそろゲームのことを語ろうか。第1回『エネミー・ゼロ』
http://blog.neoteny.com/eno/archives/2007_11_post_300.html

そうそう、思い出した、最初プレイステーションで出す予定だったのが、セガサターンに変わったんだよね。

理由は?ふむふむ、そういうことだったのね。生産本数ってSCE(ソニーコンピュータエンターテインメント)が決めていたのね。

ゲーム会社の負担で生産するのに、生産数・出荷数をSCEがコントロールするってのはねえ。不信感あったろうなあ。

今だったら、初回の出荷適正数を誤っても、その後、クチコミで評価が高まれば、amazonみたいなところを通して売れるかもしれないですけどね。

当時は、パソコン持っている人も少ないし、ネット通販なんてあったのだろうか。とにかく、お店に置いてないものは買えないって雰囲気だった。3DOのソフトなんかほんと手に入らない。ワープのゲームも、流通量が少なかったもんなあ。忘れた頃に中古屋さんで見つけたりして。『ショートワープ』もたまたま通りかかったゲーム屋さんで売れ残っていた(時期的にそうとしか思えない)ものを発見しました。

ロングテールなんて言葉が(たぶん)なかった時代。初回出荷で見込み誤ったら致命的ですよね。

で、話を無理矢理もどして、YouTubeにアップされた妄想コントローラの動画へのコメントを見ると、否定的なものもあるけど、私はすごく可能性を感じますね。ディスプレイを廃することによって、ゲームの舞台を、想像の空間に持っていけるという。もちろん、既存のゲームのリメイクじゃなくて、特化したオリジナルゲームを作れたらという話ですけどね。

どういう見せ方(聞かせ方)にすればいいのかは全然考えてませんが、例えば、前方100mに何かいるとか、自分の真後ろに何かいるとか、そんな頭の中のイメージとゲームをうまくつなげることができたら、すごいと思うんですけどね。

布団の中で目をつぶって、頭を中に浮かぶ絵でゲームを楽しむような。

この「妄想コントローラ」を見て、そんな妄想も浮かんでくるんです。

妄想コントローラ ナムコクラシックス ゼビウス
妄想コントローラ ナムコクラシックス ゼビウス

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