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2010年6月 8日 (火)

市販DVDのリッピングは合法?

日経のPC Onlineというサイトに以下のような特集記事が組まれてまして、

市販DVDをDVD-Rにバックアップ ―― Part3:DVDコピー編:DVD&CDフリーソフト大集合

で、内容はなんとDVDをリッピングするフリーソフト(DVD Decrypter)を使って、市販のDVDをリッピングして、DVD-Rにコピーする方法を紹介するもの。

別段新しい情報ではないし、お馴染みの人にはお馴染みのやり方の情報でしかないんですが、それにしても、こんな内容を日経のサイトみたいなところで紹介しちゃっていいのだろうかとちょっと思いました。

どこで仕入れたのかさえ、もはや覚えていない、私のおぼろげであやふやな記憶では、DVDの私的利用のためのコピーはOKだけど、プロテクトを外す行為が違法、という感じ。Yahoo知恵袋みたいなQ&Aサービスや、価格.comの掲示板で、リッピングの方法を尋ねようものなら、場所をわきまえましょう、というお小言が飛んでくるような、そんなイメージ。

でも、どうやらそうでもないみたい。

上記の特集の1ページ目は、市販DVDをリッピングしてバックアップ目的でDVD-Rに焼くことの合法性を説明するために費やされています。

「コピー防止技術」を解除することは違法(私の以前の記憶の根拠)だが、市販DVDにほどこされているCSSは「アクセス制限の技術」であって、「コピー防止技術」ではないから、解除しても問題なしという解釈のようです。

確かにCSSはコピーできる/できないを制御するものではなく、視聴できる/できないを制御するものですよね。CSSを正しく処理できる正規のDVDプレイヤーでないと視聴すらできないんですから。

で、ちょっと話は変わります。こういうコピーとか著作権とかの話題になると、合法か違法かとか、コピーによって著作権者や音楽・映画業界が損害を被っているとか、そいうところが強調されますけど、収益が減少しているんだとしても、問題の本質はそこにはないですよね。関係者はそろそろ気付いているんじゃないでしょうか。

もし、「完全なコピープロテクトができれば、CDやDVDの売上が伸びるはず」だなんて、まさか思っていないでしょう?

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