« 自分の投稿したYouTube動画に広告が! | トップページ | トミカ×キューピー »

2010年6月27日 (日)

「音声速度も変えられます」 こらこら、それは地デジの効果じゃないだろう

社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)なるところのサイトがありまして、

[Dpa] なるほど!地上デジタル放送ガイド-地デジの魅力を一挙ご紹介!

「地デジの魅力」を紹介しています。

ゴーストがなくなる、ハイビジョン、チャンネルの分割、データ放送、双方向、ワンセグなど、ほとんどは納得のいくものなのですが、どさくさにまぎれてこんなものが。

「高齢者や障害のある方へのサービスが充実します!」 の項目で、

●字幕放送が楽しめます。
●解説放送も楽しめます。

上記の2つはいいとして、これ↓はどうよ?

●音声速度も変えられます。
受信機によっては声をゆっくりしたスピードで聞くことができます。

これって地デジの効果なんでしょうか?

単に、受信機(受信ソフト)や再生機(再生ソフト)側の機能では?

っていうか、これに関しては、どちらかというと、視聴環境は悪化しているんじゃないかと、私は思うんです。

PCでの録画・視聴環境の話になるんですが、アナログチューナーを使っていたころは、普通のMPEG2ファイルとして保存されていたので、好きなメディアプレイヤーソフトで視聴することができました。

地デジになってからは、録画したソフトでしか視聴できなくなりました。私のPCにプレインストールされていたのは、DigitalTVBoxというソフト。

DigitalTVBoxでは、0.8倍と1.3倍の再生速度をサポートしていました。

これに関しては、「0.8倍と1.3倍がサポートされている」というよりは、むしろ「0.8倍と1.3倍しかサポートされていない」と感じます。

VLC Media PlayerやGOM Playerのように、0.1倍刻みで自由に速度を変えられるメディアプレイヤーソフトはいろいろあります。でも、地デジの著作権保護機能は、録画したソフトでの再生を強制します。

つまり、DigitalTVBoxが「できません。そういう仕様です」と言えば、もう、それっきり。正直「できないことだらけ」なんですよねえ。

そら、friioも買いたくなるわ。

他ソフトでの再生というサービスを奪っておいて、「サービスが充実します」とか言うのは、どうかと思うんですが。

視聴者の利便性より、著作権保護優先なんでしょ?

その著作権保護の機能だって、いったい誰が得をしているんだか。

B-CASが得をしているっていうのは間違いないんですけどね。

地デジにしたいなんて誰が言った!? (晋遊舎ブラック新書 10)
地デジにしたいなんて誰が言った!? (晋遊舎ブラック新書 10)

« 自分の投稿したYouTube動画に広告が! | トップページ | トミカ×キューピー »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

グッズ、ガジェット、家電」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 自分の投稿したYouTube動画に広告が! | トップページ | トミカ×キューピー »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ