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2010年6月30日 (水)

記事の本文の一部をそのまま引用するコメントスパム

ブログにコメントを書きこんでくれた人がいると、私の使っているココログの管理画面にはこんな感じで表示されます。

ココログのコメント管理画面

ここに表示されるのはスパムフィルターを通ったものだけなのですが、やはりフィルターをすり抜けたスパムもちょいちょい登場します。

でも、大抵の場合は、ここに表示されている、コメントの冒頭を見るだけでスパムかどうかは分かるので、スパムだと思ったら、即「ニフティに通知して削除」を押すようにしています。

で、困るのは、スパムかどうか判別しにくいもの。

上の画像、コメント一覧の一番上に表示されている

「何これ?バッカじゃない?ウケるー」だったりして。

というコメント。ふざけた感じのコメントではありますが、スパムっぽくない気もします。どういう内容についたコメントだろうと思って、記事(下記リンク)を参照してみると、

レギンスは昔からあった言葉なのね: 主張

なんと、『「何これ?バッカじゃない?ウケるー」だったりして。』 というフレーズは私が本文中に書いたものでした。

私が本文に書いた文(今回は末尾の部分)をそのままコピーしただけのコメントで、ライター(コメントの記入者)名からのリンク先もアクセサリーの通販サイト。まあ、典型的なコメントスパムでした。

で、なぜ本文をそのまま引用するという手法を取ったのか?

ここからは私の推測なのですが・・・

例えば、コメントにいかにもな宣伝文句を書いたら、スパムフィルターにはじかれる可能性も高いだろうし、管理者だって見た瞬間にすぐ分かって削除しますよね。

他には、何度か見かけたスパムのパターンなのですが、「興味深く読ませていただきました。私も同感です。」みたいな、どの記事につけても違和感ないようなコメントにしておいて、記入者名からのリンクでサイトに誘導するというもの。

ただ、これも慣れてくると、「なんかスパムくせぇ」と、ピンときます。そして、リンク先を見てみて、「ああ、やっぱり」ということが多いです。

そこで、今回とりあげた、本文引用スパム。これって、ぱっと見、一番スパムっぽさがないのかもしれません。

記事の最後で、「ほんとに日本代表にはがんばってほしい!」とか書いたりしそうじゃないですか。で、書いた本人は本文の内容をそんな厳密に覚えているわけじゃない。

そんな時に、コメントに、「ほんとに日本代表にはがんばってほしい!」とか書いてあると、記事の内容とはずれてないし、普通のコメントだと思っちゃうんじゃないでしょうかね。

そこで思うんですが、スパムフィルターの判断基準として、「記事の本文がそのまま引用されているだけなのはスパム」ってのを追加すればいいんじゃないですかね。そのままってことは、スパムくらいしか考えられないと思いません?あと、茶化しであるかもしれないけど。

でもそうすると、スパムツールの方も、引用+「私もそう思います」みたいな感じで、いかにもブログの内容に反応したような、コメント文字列を生成するようになったりして。

やはり、いたちごっこですなあ。

あ、そうだ、この手のスパムに名前をつけておきましょう。「オウム返しコメントスパム」ってのはどうでしょうか?

スパムメール大賞 (文春文庫)
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