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2010年8月17日 (火)

グーグルマップは不動産屋を困らせる?

こんなニュース出てましてん。

Googleマップに「不動産」モード 賃貸物件を検索可能に - ITmedia News

Google日本法人は8月12日、地図サービス「Googleマップ」で、賃貸物件を検索できる「不動産」モードを日本でも公開した。地図上から物件を選び、間取りや家賃などの詳細を確認できる。全国約100万件の情報を掲載した。

使い方は解説するまでもなく、

↓地図表示の上部に、前からあった「その他」のとこで「不動産」にチェックを入れるか
google map 不動産モードの使い方(その他で不動産をチェック)

↓検索ボックスで、地名に続けて「不動産」と打てばOK。
google map 不動産モードの使い方(キーワードに不動産を付加)

で、やってみて、わらわらと不動産情報が表示されるのに、びっくり。

まず驚いたのは、グーグルマップとの連動というより、「不動産情報がこんなにネットにのるようになったんだ」という点でした。グーグルに不動産情報を提供しているのはジアース(The Earth)というサイト(プラットフォームサービス)だそうです。

6,7年前に部屋を探した時のことですが、その時すでに何でもかんでもネットで検索するというスタイルは世の中に定着していましたが、不動産情報ってあまりネットで流れてなかったような気がします。情報数が少なかったり、詳細が分からなかったり。結局は、不動産屋さんに足を運ばなきゃ探せないな、という結論になりました。

その時の理解としては、ネット上にあまり情報を載せてしまうと、情報だけ調べられて、結局は他の不動産屋さんで契約されたりする可能性があるからなのかなと。私は漠然と、不動産情報はあまりネットで公開される類のものではないのだなあと考えておりました。

そころが、このジアース、そして、グーグルマップとの連携です。

不動産屋さんに行かなくても、ネットで借りたい物件の目星がほとんどつけられてしまいます。ストリートビューで近所の雰囲気も見られるし。

もしかして、不動産仲介業の危機?とか思ったりもしましたが、そう単純な話ではないようで、

Googleマップの不動産検索が将来こんな風に展開したら不動産屋はとても困るなあと思うこととその予兆 - 不動産屋のラノベ読み

「不動産屋に勤めています」な人が書いた記事なので、とても参考になります。

・グーグルの最終目標は不動産仲介業の中抜き?
・しかし、宅建業法の免許がないグーグルは仲介業はできないはず
・でも、情報が無料掲載なら、宅建業法の「業として行なう」を回避できる?
・だから、提携先が(情報掲載無料の)ジアースなのか?

というドキドキな展開。グーグルは本当に邪悪なことはしないのか。

で、部屋を何度か探したことがある程度の、ど素人の私の意見としては、情報が集まってくる場としての不動産仲介業には大した存在意義は感じません。

お店に足を運んで、場所の目安を伝えると、(紙の)ファイルをごそごそと探してくれて、情報見せてくれるという部分に関しては、全部ネットですんじゃいます。そんなことがメインならお店に行く気にはなれない。

仲介業のスキルの見せ所は、不動産物件リストだけじゃ分からない暗黙知とか、もっとコンサル的なところになっていくのかなあと。

物件情報と地図だけあったって、情報を読むのが下手な人ってのはやっぱりいるわけで、どのような見方をするのかのノウハウ提供であったり、どういうところをポイントとして選択すべきか、借主の収入や要望やライフスタイルを加味した上で、よりよい選択の手伝いをする。

これまで情報の単純な収集や流通に費やされていた部分の人員コストが削減されて、よりコンサル的な業務にシフトしていくんではないかと思っています。

なぜ、町の不動産屋はつぶれないのか(祥伝社新書228)
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