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2010年8月10日 (火)

許せない悪い医者

そりゃ「マナー違反」じゃ済まないだろっていうお話。

日経メディカルオンラインで、MRの座談会の様子が記事になっていたのですが、その内容が衝撃的でした。(注:無料会員登録しないと参照できないページです)

「医師のこんなところがマナー違反!」:日経メディカル オンライン

MRっていうのはMedical Representative(=医薬情報担当者)の略なんですが、詳しくはウィキペディアを見てね。

医薬情報担当者 - Wikipedia

ものすごくざっくり言いますと、製薬会社の営業さんです。

ただ、「営業活動の中心は製品の販売促進ではなく、薬の情報提供・情報収集活動にある」とあるように、専門性の高い仕事です。

とはいえ、病院や医師が「お客さん」であることには変わりなく、医師との力関係は推して知るべしです。

その日頃のうっぷんを晴らす匿名座談会の記事でした。

完全に「たかり」の構造です。抜粋をどうぞ。

この前は「加湿器が壊れちゃったから、持っていって」と言われて。

廃品回収業者かよ。

ある医局に行くと、必ずクルマのオイル交換を複数の先生から頼まれます(笑)。

オイル交換をこなすMRさんも、なんだかすごい。

「タクシーチケットちょうだい」って言われることもあるし、草野球チームのユニホームを作ってほしいとか。

「クリニックの看板を作ってくれ」と頼んでくる先生もいますよ。ある先生は「ティッシュをダンボール箱で持ってきてくれ」とか言うし。

私のような歳下の女性MRに対しても「飲みに連れて行ってよ」という先生もいますね。

手間だけでなく、実質的に金のかかる事まで依頼しています。

「最近はプロモーションコードが厳しくて、現金はダメなんですよ。」とのこと。っていうか、昔は現金OKだったのか?現金がダメならと、あの手この手でMR(つまり製薬会社)にたかる医師たち。

皆さん、許せますか?

医者と製薬会社の間の話なら、自分らには関係ないと思うなかれ。

製薬会社が負担しているコストは結局、薬や医療機器の価格に転嫁され、そして、それを負担するのは患者です。

本来なら、薬や医療機器の選定は、その効果、安全性、機能性などで判断されるべきもの。製薬会社が行っている過剰な接待は、その目を曇らせはしませんかねぇ。


ブログネタ: 許せないマナー違反を教えて!参加数拍手

薬害はなぜなくならないか―薬の安全のために
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