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2010年11月18日 (木)

自衛隊は「暴力装置」という発言をしてしまう仙谷さん

やはりこの人は違う・・・・

仙谷氏、自衛隊は「暴力装置」発言 抗議で撤回し謝罪:イザ!

仙谷由人官房長官は18日午前の参院予算委員会で、自衛隊について「暴力装置でもある。特段の政治的な中立性が確保されなければいけない」と述べた。10日付の「隊員の政治的中立性の確保について」とする事務次官通達に関する質疑のなかで述べた。

政治家のちょっとした失言をとりあげて、やんややんや騒ぐのはどうかと思うのですが、この発言はちょっと尋常じゃない。

国家の中枢にいる人が、国家を守っている力を、暴力呼ばわりする。

失言と言えば、ちょっと前にこんなのがあったけど、

「フレーズ2つ覚えておけばいい」発言に法相が陳謝:イザ!

柳田氏は14日、広島市での国政報告会で、大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件などに言及。「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とのフレーズを挙げた上で「法相はいい。二つ覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」と発言した。

なんという軽率な発言。国会答弁を軽視というより、法務大臣という職務を軽視している。そんな気持ちで「死刑執行命令」を発令するの?

まあでもこれって、ちょっと自嘲が入っている気もするんですよね。難しいこと聞かれても分からない、だからこんな感じで対応しているっていう。大臣ってのは、そんな感じで務まるのね。

うちの職場にもあるよ。○○係っていう、いろんな雑用の分担が。そんな感じ?

結局のところ、柳田さんは本音がポロっと出ちゃったんでしょう。

そして、仙谷さんのケースも本音がポロっと出ちゃったんでしょうね。

思ってもいないことは口から出ないですから。

一応、今回はさすがにまずいと思ったのか、

ただ、自民党の抗議を受けて、直後に撤回し、「実力組織と言い換える。自衛隊の皆さんには謝罪する」と陳謝した。

と、すみやかに撤回・陳謝したそうですが。

こんな本音を持っている人が内閣にいるっていう恐ろしさ。■

[2010年12月12日 追記]
「暴力装置」が一般的な用語であるというのはいいとしても、マックス・ヴェーバーを出典とするのは、正しいのだろうか?という話。

マックス・ヴェーバーの「暴力装置」の位置付けについて、出典とされた引用箇所の日本語訳

失言する人には理由(わけ)がある
失言する人には理由(わけ)がある

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コメント

暴力装置は普通の政治学用語ですよ。
 自衛隊は暴力装置でないと主張するなら自衛隊を解体し、非武装中立に向かうよりないでしょう。

投稿: shousiminjp | 2010年11月23日 (火) 21時22分

shousiminjpさん、コメントありがとうございます。

最初この発言を聞いたとき、私はこの言葉を知らなかったので、仙谷さんなりの表現かと思ったのですが、そうではなく、古くからある用語なんですね。

ただ、「政治学用語」であるからと言って、これを使うのが適切かどうかというのは別の問題ですよね。

マックス・ウェーバーが、軍隊や警察がこれにあたるものとしたらしいですが、その考え方が日本国民のコンセンサスのとれたものかどうかという点が重要だと思います。

ウィキペディアのノートでは、そもそもウェーバーが「暴力装置」と訳せるような表現を使ったのかどうかというところも議論になっているようです。引用として載っていたのは『Politics as a Vocation』(職業としての政治)という、講演をまとめたものですが、引用箇所を読んでみても、今回の論点とは関係ないように思えます。(書籍化されているので図書館に予約してみました)

で、問題はウェーバーやトロツキーがどのような議論をしたか、というのとは全く別のところにあって、この「暴力装置」という言葉や概念が、「若かりし頃、社会主義を夢見た」(by著書)仙谷さんが、学生運動をやっている時にどのようにこの言葉を使っていたか、そして、つい先日どのような意味でこの言葉を使ったかというところでしょう。

まさか、昔と全く同じ感覚で使ったわけはないでしょうが、どうも昔の面影がちらつくんですよね、氏は。

あと、「暴力装置」というのは、「政治学用語」を解さない人間にとっては、非常に語弊がある表現だと思いますね。

広辞苑を一例にあげると(辞書が常に基準であるわけではないけど)、「暴力装置」という単語はなく、「暴力」の項には、http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/202724/m0u/%E6%9A%B4%E5%8A%9B/

1 乱暴な力・行為。不当に使う腕力。「―を振るう」
2 合法性や正当性を欠いた物理的な強制力。

とあり、「暴力」という言葉は基本的に、「乱暴」「不当」「合法性や正当性を欠いた」というネガティブな意味合いを持っています。ほとんどの国民は、その部分に抵抗があると思いますよ。

もし、往年の政治学者や社会学者が、軍隊や警察が「暴力装置」としての側面を持ちうると言ったとして(かつそれが妥当だとして)も、今まさに日本を守っている自衛隊に向かって「暴力装置」だ言うのとは、全然レベルが違う話だと思うんですよね。

ただ、この「政治学用語」を知っている人(自民党の政治家とか)は、「周りが騒いでいるほど、仙谷さんには悪意はなかった」ってことには、気付いているんじゃないかとは思います。気付いた上で、政治的に有効な材料だと思って、煽っている側面はあると思いますけどね。

投稿: 管理人 | 2010年11月24日 (水) 07時46分

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