« PowerPointで扇形を描く方法についての紆余曲折 | トップページ | 英BBC 二重被爆を笑いにしたプロデューサーの言い訳が、ウソばっかり »

2011年1月22日 (土)

アメリカらしいとか、そんなんで済ませちゃ駄目でしょ ~携帯に夢中で噴水に落ちた女性の件~

昨日(2011年1月21日)の、めざましテレビでこんなものが紹介されていました。

アメリカでの話。

「噴水に落ちた女性 ショッピングモールを提訴」というタイトル。

ははん、自分の不注意で噴水に落ちておいて、「噴水の位置が危険」だとか、「注意喚起の表示がなかった」とか、そんなんで裁判起こしたのか、アメリカらしいや、って一瞬思ったんですが、実はそんなんじゃなかった。

番組内容のサマリがこちら↓にあって

めざましテレビ - 番組の流れ - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]

<OH!MyにちNY>米国ペンシルベニア州・噴水に落ちた女性・ショッピングモールを提訴
携帯電話を見ながら歩いていて噴水に落ちた女性が、監視カメラの映像をネット上に流出され辱めを受けたとしてショッピングモールを訴えた。

最初に映像を見たときは、ただのハプニング面白映像のように見えました。でも、それが監視カメラから流出したものであるとすると、ちょっと洒落にならないんじゃないでしょうか。

お店にも、エレベーターにも、最近は街頭にもけっこう監視カメラってついてますよね。これだけたくさん撮影・録画されていても、その映像は犯罪捜査など正当な場合にのみ使われるもので決して悪用されない、っていう暗黙の了解があるから、みんなあまり気にせずにいられるんじゃないでしょうか。これが簡単に流出して、YouTubeなんかにアップされてしまうとしたら・・・

なのに、めざましテレビでこの話題を取り上げていたときの、締めのコメントは「アメリカらしいニュースですね」みたいな軽いノリ。まあ、ちょっとした話題を取り上げるコーナーなんだからしょうがない(キャスターの人を責められない)とは思いますが。

裁判沙汰になる前に、この動画の件を紹介しているサイトがありました。

ケータイに夢中で噴水にドボン、米ショッピングモールの監視映像が話題に。 | Narinari.com

YouTubeにアップされた動画を見てみると、監視映像そのものが流出したのではなく、監視映像のモニタを撮影したもので、複数人の男女がこれを見ながら笑っているような動画。

バックヤードかなんかで、休憩中のバイトの数人が監視映像を見て大笑い。携帯カメラで録画して、これ面白いからYouTubeにアップしようぜ、みたいなノリでしょうか。

さすがにYouTubeにアップするとか、ここまでひどいのは氷山の一角でしょう。つまり、そこまでは到らないにしても、もしかしたら、かなりの監視映像が関係者なら(警備と関係ないバイトとかも)誰でも視聴・入手されてしまうような杜撰な管理状況にあるかもしれません。

街中にある監視カメラの映像が、誰がどんな風に見ているか、ちゃんと管理できていないとしたら。ぞっとしませんか。

監視カメラ社会―もうプライバシーは存在しない (講談社プラスアルファ新書)
監視カメラ社会―もうプライバシーは存在しない (講談社プラスアルファ新書)

« PowerPointで扇形を描く方法についての紆余曲折 | トップページ | 英BBC 二重被爆を笑いにしたプロデューサーの言い訳が、ウソばっかり »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« PowerPointで扇形を描く方法についての紆余曲折 | トップページ | 英BBC 二重被爆を笑いにしたプロデューサーの言い訳が、ウソばっかり »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ