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2011年1月24日 (月)

こんにゃくゼリーに対する消費者庁のプライオリティのつけ方がおかしい

ちょっと前ですが、消費者庁がこんにゃくゼリーの大きさについての指標を発表してましたよね。

2010年12月22日 こんにゃくゼリーに安全指標決定 「直径1センチ以下」「弾力性を小さく」:イザ!

こんにゃくゼリーの窒息事故防止策を検討していた消費者庁の研究会は22日、直径を1センチ以下の大きさにするなどの安全の指標を正式に決めた。

これって絵で見ると分かりやすいのですが、2ちゃんねるに貼り付けてあったのを見ると、笑ってしまうような大きさです。グミみたい。

1cm以下のこんにゃくゼリーはまるでグミみたい
痛いニュース(ノ∀`) : 「直径1センチ以下」「弾力性を小さく」…こんにゃくゼリー、規制によって全くの別物に? - ライブドアブログ

こんにゃくゼリーよりも、餅の方が、命を落とす人が断然多いっていうのも、お馴染みの話ですよね。

今年の三が日の間に都内だけでも、8人が死亡しています。

「餅を詰まらせ高齢者8人死亡 意識不明も8人 都内の三が日」:イザ!

で、私はそもそもこんにゃくゼリーにそこまで力を入れる理由がよく分からなかったんですよね。

こんにゃくゼリーと、餅やその他、喉につまらせやすい食品については、この記事↓によくまとめられていて、

窒息死亡事故が多発する餅はなぜ規制されないのか? - A Successful Failure

これを読んで、ある程度は、納得のいく部分もあるなあと思いました。ある程度までですけど。

こんにゃくゼリーって、お菓子っぽい扱いですもんねえ。子供の目に付いたり、子供が食べたがったりする可能性も高そう。

すでに、子供とお年寄りは食べないこと、っていう注意表記があるから、子供の食べるものではなく、「小児用喉頭モデル」での検証が論理的でないっていうコメントがあって、それは至極正しいのですが、世の中には論理的に行動しない人なんていくらでもいますからね。以前、こんにゃくゼリーで子供が死亡する事故があった時、凍らせたものを子供に与えていたでしょ。注意書きがあろうがなかろうが、こういうことをしてしまう人は、ある程度の割合でいるわけで。

子供におやつとして餅を与えるってのは、比較的少ないでしょうからね。餅はそのへんの理由で、圧力が少ないんでしょう。

こんにゃくゼリーも、醤油味とかで、ビールのおつまみに、みたいなコンセプトの商品だったら、固かろうが、大きかろうが、さほど問題にならなかったんじゃないかと。それじゃ、ゼリーじゃないだろって言われそうですが。

もう一つ、消費者として、今まで何かあった時に、「法規制をしろ」、「行政は何をやっているんだ」みたいな姿勢をとってこなかったか、というのもありますよね。消費者の注意で防げるものでも、安全性の方を重視して、法規制しておくっていう方に重みを置いてきた(それを望む消費者が多数派だった)事例も多かったんじゃないでしょうかね。

だから、こんにゃくゼリーだって大きさや固さも野放しであとは自己責任で、というわけにもいかないのでしょう。

というのを踏まえても、大きさ1cm以下の規制(現状は「指標」にすぎませんが)は、やりすぎだと思いますね。

手で押し出しやすい形状にカップを変え、固さも控えて、パッケージにデカデカと注意喚起。もう、十分でしょ。

さらに追い討ちで「1cm以下」だとかなんとかやる前に、他の食品の方にも目を向けるのが、プラオリティとしては正常な気がします。そこまでこんにゃくゼリーばかりに注力するっていうところが、ちょっと変なんですよね。

こういうのはバランスが大事で、もう十分に安全サイド側に倒れているんじゃないかと思うんですけどね。

ブログネタ: こんにゃくゼリー、規制で姿が変わったらどう思う?参加数拍手

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