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2011年1月17日 (月)

実名を隠す報道の良心、の限界

サッカーの元日本代表と人気モデルと某ホテルとツイッターの、例の一件の話です。

新聞(家に届く紙のやつね)は後日見ることが多いのですが、数日分の産経新聞を読んでいて、この件を記事にしているものを見かけました。下記はそれのネット版。

2011年1月13日 9:57 産経新聞 ホテル従業員がサッカー元代表とモデルの会食を暴露:イザ!

サッカーの元日本代表と人気モデルが東京都内の高級ホテルで会食していると、アルバイトの女性従業員がツイッターで暴露したことに、ホテル側が13日までに、ホームページ(HP)上で謝罪する騒動に発展し、波紋を広げている。

2011年1月13日 12:31 産経新聞 ツイッター会食暴露のモデル事務所は「お答えできない」:イザ!

サッカー元日本代表と東京都内の高級ホテル内飲食店でデートした様子が、アルバイト従業員のツイッターで“実況中継”されたとされる美人モデルが所属する事務所は13日、「担当者が不在で、いつ戻ってくるかも不明のため、お答えすることはできません」としている。

スポーツ紙やネットメインのニュースサイトとは異なり、選手名、モデル名、ホテル名は伏せた記事です。当事者たちへの配慮でしょうね。

で、実名を知らない人がこの記事を読んだとき、「事件は知っているが、被害者の名前は知らないまま」という産経新聞が意図した(?)結果に落ち着くかというと、そうもいかないでしょうね。

「サッカー モデル ツイッター」あたりで検索すると、例の事件のことを書いたページばかりヒットします。

検索によって効率よく情報を収集できるようになってしまった現在では、名前を伏せるってことにはあまり意味はなさそうな気もします。

テレビなんかでイニシャルでぼかしたり、場合によってはイニシャルさえ出さないにしても、どこにでも「事情通」はいるわけで、その人がネットで情報発信すれば、あっという間に、誰のことだか特定できてしまいますしね。

こんな感じ↓
検索性の向上で、イニシャルトークの匿名性が薄れる

まあ、上記は芸能レポーターのトークの話なんでちょっと事情は違いますが、新聞等の報道において、もし本当に当人への配慮をするのならば、報道しないのが一番ということになってしまうジレンマ。

最近は、新聞(一般紙)にも多少は芸能関係の話題が載っているし、たぶんそれを求めている読者も多いんだろうということで、どうしようもないことなんでしょうね。

なーんて、ここまで、あえて実名を出さない感じで書いてみましたが、前に思いっきり書いているし。

ツイッターはバカだらけ ~稲本潤一の件~

ウェスティンホテルは当然謝罪したけど、火に油をそそぐ結果に・・・

ブログ書いている人間に、「配慮」なんてものは・・・

英国式事件報道―なぜ実名にこだわるのか
英国式事件報道―なぜ実名にこだわるのか

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