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2011年2月26日 (土)

NZ地震で足を切断した学生に向かって「これまで、ねえ、スポーツもいろいろできてたわけですよね」

ここまでデリカシーのないインタビューがあるでしょうか。

痛いニュース(ノ∀`) : フジテレビ、NZ地震で足切断のサッカー少年に「もうスポーツできないって、どんな気持ち?」…2ちゃんねらー激怒 - ライブドアブログ

上記のタイトルにある「もうスポーツできないって、どんな気持ち?」っていう表現は少し飛躍があるんですが、YouTubeにアップされていた動画で確認したところ、ほぼ同様の趣旨のインタビューをしていました。

インタビュアーは「とくダネ」の大村正樹レポーター。

下記に、なるだけそのまま書き起こしてみました。

大村「それは、足が挟まっていた?」

学生「はい」

大村「足はやっぱり痛かったですよね?」

学生「うーん、最初は」

大村「最初は痛くて、だんだん時間とともに変わってくるんですか?」

学生「そうですね」

大村「どんな風に?」

学生「やっぱり感覚がないというか」

大村「感覚がなくなった?」

学生「慣れたというか、分かんないですけど」

大村「その時の様子というのは、あなたはしっかり記憶はしてます?」

学生「うーん、ちょっと麻酔とか打ったので、あまり覚えてないです」

ナレーション:救助隊が駆けつけた時、奥田さんの右足は大量のがれきに挟まれ、感覚はなくなっていたという」

大村「足を切断するというのは、あなた自身はそのときはもう覚悟はされていたんですか?」

学生「そうですね、だいたいしてましたね」

大村「あー、そうですかー。今ねぇ、自分の体が目の前にあるわけですけれどね、これまで、ねえ、スポーツもいろいろできてたわけですよね

学生「うーん、そうですね・・・。まあ、あんまりまだ何も考えれてないんですけど。とりあえず、命あったので・・・」

大村「命あってっていう」

学生「本当に助かってよかったねって。あと、早く助かってない人も助けてほしいっていうのが・・・」

特にスポーツうんぬんのくだりがひどい。ほんの数日前に大怪我した人に向かって、何を言ってるんだろうか。

NZ地震で足を切断した学生へインタビューする大村アナ
なんだ?その質問は

被災者、被害者、その家族や知人に対する、最近のマスコミのインタビューを見てると、痛み・苦しみ・悲しみを煽ろう煽ろうとしているようにしか見えない。

まあ、番組が面白くなればいいんですもんね。

報道被害 (岩波新書)
報道被害 (岩波新書)

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