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2011年5月27日 (金)

結局、企業は損しない電力不足対策しかしないんだなあ

各企業が「節電対策がんばってますよ」なポーズを取ってますが、結局、損しない範囲でしかやっていないなあって思うんですよね。

オフィスの設定温度を高めたり、照明を消したりすれば、会社は電気代が浮きます。(←別に悪いことだとは言ってないですよ)

電車の本数を減らしたり、エスカレーター止めたり、駅や電車内の薄暗くすれば、これまた、電気代の節約になりますね。鉄道会社は損はしないし、むしろ、得ををしますね。

で、飲料の自動販売機。これを止めると、売上に影響が出る。だから止めない範囲でなんとかしようとがんばっていますよね↓

自販機「輪番節電」 日本コカやダイドーが6月以降 時間帯ずらし冷却停止、消費電力33%減も

すぱっと、半分の自販機止めちゃえば、簡単なのに、やはりそれはどうしても避けたい。

飲み物が多少ぬるくなろうとも、止める気はございません!

ひるがえって、JRの切符の券売機。何台か止めて、たとえ客が行列に並ぶことになっても、JR的には痛くも痒くもないので、あっさり止めます。

実に分かりやすい。

鉄道会社がやらなきゃいけないのは「節電対策」ではなく、「電力不足対策」です。そして、さらに「電力不足対策で失われる利便性をどれだけ小さくするか対策」だと思うんですよ。

電力が本当に逼迫してきたら、電車の本数も減らさざるを得ないし、空調も弱くしないといけない。

より混雑して、さらに空調の効かない満員電車で乗客が苦しまないような対策、ちょっとは考えているんでしょうか?

早朝・深夜の電気に余裕がある時間帯は、むしろ電車の本数を増やし、快適さをアピールすることにより、時差通勤を促すべきでしょう。ゆったり座れて、空調も効かせることにより、時差通勤のインセンティブとする。

早朝・深夜に、格安の指定席通勤特急でも走らせれば、時間帯をスイッチする人だってけっこういると思います。

まあ、金のかかることはしないんでしょうけど。

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