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2011年5月28日 (土)

室井滋の都市伝説

2011年5月26日放送の「爆笑問題のニッポンの教養」、内容は「うわさに気をつけろ」、ゲストは社会情報学が専門の松田美佐教授。

なかなか面白かったですよ。噂、デマ、都市伝説の特徴、広がるメカニズムなどを紹介していました。

青山墓地に行ってくれという女性をタクシーに乗せたら、いつの間にか消えていた、っていう怪談話あるじゃないですか、もともとあれのアメリカ版があって、それはヒッチハイカーを乗せて、目的地で降ろそうと思ったら消えていたというものだそうです。日本ではヒッチハイクは一般的じゃないので、タクシー版になったんじゃないかという話。で、さらに面白いのは、この手の話は19世紀から確認されていて、その時は駅馬車の話だったという。

あと、都市伝説の一例として、爆笑問題 田中さんが話していた内容、

「芸能界で広まった噂話なんですけど、女優の室井滋さんがある日、自分の家のマンションに夜帰ってきて、エレベータに乗ったら、途中で血が付いた男の人が入ってきて、室井さんは怖いと思ったから、帽子かぶって下向いて、なんだろうあの人と思って、家に帰ったと。次の日朝にピンポンって呼び鈴が鳴って、出たら警察官が『実は昨日 このマンションで殺人事件が起きたんです。何か怪しい人見ませんでしたか?』みたいに聞かれて・・・」
(後略)

この話、けっこう有名みたいですね。私は「松本人志氏の放送室」というラジオ番組で聞きました。

「ガキの使いやあらへんで」や「やりすぎコージー」でも紹介されていたそうです↓

・・・エレベーターで出会った男・・・: 奇奇怪怪の都市伝説の世界

ある日の夜遅く仕事から自宅のマンションへ帰宅した室井滋。マンションのエレベーターが一階に降りてくるの待ち、扉が開くと中から帽子を深くかぶった男が突然出てきました。そして、肩が彼女にぶつかり「あ、ごめんなさい」と彼女が言ったにもかかわらず無視していきました「変な男だな」と思いつつも仕事で疲れていたので気にせずに自宅へ。

翌日の朝、彼女が仕事への準備をしていると『ピンポーン』とインターホンが鳴る音がしました。なんだろう?と彼女がドアの隙間からのぞいて見ると、そこにおまわりが一人立っていました。「実は、昨日このマンションで問題がありまして。何か不審な点はありませんでしたか?」
(後略)

ネットでもこの話はたくさん見つかり、

室井滋の怖い話 - ディープ素人

(前略)
部屋に入ってふと気づくと、腕に血がついていた。
数日後、ドアベルが鳴った。ドアスコープから覗くと警官が立っている。

「数日前にこのマンションで殺人事件が起こりました。不信人物をみかけませんでしたか?」

知人(俳優)は、ドラマで忙しい時だったので、事情聴取などで時間がとられるのも嫌だと思い、悪いと思いつつ「いいえ。何も」と、ドア越しに答え、帰ってもらった。
(後略)

上記のページで、管理人の方がその話を最初に見たページとしてあげられていたのが下記↓

http://www1.ocn.ne.jp/~jet-web/kowai/16/548.htm

これは室井滋さんがエッセイで語っていた話です。
(中略)
すると、突然インタフォンがなり、応対してみると、制服を着た警官が一人立っています。
その警官は、今ニュースでやっている事件について、怪しい人物を見なかったかとか、
何か気づいたことはないかといった、よくある質問をしました。
(後略)

そして、下記はラジオ番組「松本人志の放送室」第63回 2002年12月12日で語られた内容、

ニコニコ動画にアップされているものがありました。(該当箇所は5分30秒あたりから)

松本人志の放送室 第063回 02年12月12日

松本:
室井滋さんの、ほんまやった話で、
(中略)
男にどんって当られたところにうっすら腕のとこに血がついていたんやて
(中略)
ドア越しにレンズで見たら、
(中略)
ドラマでものすごバタバタしてた時期やから
(後略)

面白いなあと思うのは、それぞれのソースで微妙に話が違っていて、例えば、ドアを開けなかった(ドアスコープ越しに対応)パターンと、ドアを開けて応対したパターンとがあるんですよね。

前者は、「もし、あの時ドアを開けていたら・・・」って感じで怖さを演出しますが、後者はどこで怖がらせるかというと、「もし、あの時男を目撃した話をしていたら・・・」って感じになるんですよね。(あの時のことを記憶していたら殺そうと犯人は思っている)

あと、血に関しても、自分に付いてしまうパターンと、犯人に付いているのを見るだけのパターン、言及なしというバリエーションがあります。

また、爆笑田中さんの話では帽子をかぶっていたのが犯人ではなく、自分になっている。これは伝言ゲームでありがちな感じ。

誰の体験談なんだ?という点でも、室井さん本人、室井さんの知人(俳優)、室井さんの知人(俳優への言及なし)と、いろいろ。松本氏のは本人バージョンで、「ドラマでバタバタして」なんて味付けも入ってくる。

そもそも、室井さんはそんな話をしたのだろうか、という疑問がわきますが、室井さん本人がこの話をしたのは間違いではなさそうです。

偽の警察官 - Wikipedia

有名なところでは『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」において室井滋がこのエピソードを語っていた。それを聞いた今田耕司から松本人志に伝えられ、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』や『松本人志の放送室』のトークで、松本が室井滋自身の体験談としてそれを語るということもあった。「ガキの使い」の放送では室井滋の名前は伏せられていた。怖い話の一つに過ぎなかったものが、室井の実体験に変化するあたりは、都市伝説が流布する実例といえる。

ただ、本人の話ではなかったのが、いつの間にか体験談に変わっていたという。

でも、いいともで、知人の体験談として話したのか、体験談を聞いた知人からの又聞きとして話したのか、そのへんはよく分からないですね。知っている人いませんか?

いやぁ、でもこの話、ストーリーの構成が良くできていますよね。

「エレベータですれ違ったのが犯人でした」というだけのオチを想定しているところに、それだけじゃないよ、っていうおまけがついてくる。

でも、血のくだりはない方がリアリティが出ると思うんですがどうでしょう。

うわさの謎―流言、デマ、ゴシップ、都市伝説はなぜ広がるのか
川上 善郎 松田 美佐 佐藤 達哉
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爆笑問題のニッポンの教養 DVD-BOX (Vol.1~5)
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