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2011年5月 5日 (木)

化学泡消火器は臭い?

小学3年生くらいの頃だったと思うのですが、休み時間に、使われていない校舎に忍び込んでよく遊んでいました。

木造瓦葺きの校舎で、一つ一つの建屋は比較的小さく(10教室程度かな)、それぞれが短い渡り廊下でつながっているような構造です。それらの1つが閉鎖されて、倉庫状態になっていました。なので、普段使っている教室から近いのに、誰も入ってこないという建屋があったんですね。

机や椅子が積んであって、あちこちの引出しをあけると昔のテストプリントや大量のベルマークが出てきたり、あと、チョークで黒板にいろいろ書いたりと、子供にとってはワンダーランド。

で、そこで消火器を発見したんです。化学泡消火器というやつで、みなさんが想像しているものとは、たぶん違います。

↓こんなタイプ
ウィキペディア「化学泡消火器」より
ウィキペディア 化学泡消火器 より

噴射させるためのレバーがないでしょ?

どうやって出すかというと、倒すんですね。倒すと、中で薬剤が混ざって噴射するという、そういう構造らしいです。

で、小学生のぼくらは、

  「『倒すと出る』って書いてあるよ」
  「ほんとかな?」
  「よし、やってみよう」

倒す。

・・・

  「出ないじゃん」

・・・

ピシャー!

出ました。

で、事態を収拾しないまま逃走しようとしたのですが、建屋の入り口から出ようとしているところを、先生に目撃されてしまいました。

未利用建屋から生徒が出てきた上に、なんだか様子が変だということで、先生が中へ立ち入り、そして、あっさりばれました。

こういうとき僕らは、叱られ度の少なそうな妥協点を探ります。さすがに未利用校舎に忍び込んだ点は否定できない。せめて、故意にやったという点をごまかそう。

扉のカギが開いていたので、入った遊んでいたら、間違って消火器が足に当たってしまい、倒れて、こうなった、ということにしておきました。

先生がどれほど信じたのかはさておき、それほど怒られませんでした。しかし、飛び散った消火液を自分らで掃除するというタスクを与えられました。

次は音楽の時間だったのですが、それには出ずに、二人で雑巾がけしました。

音楽の先生があまり好きではなかったので、「音楽の授業がサボれて、結果的に良かったね」という結論に落ち着きました。(←反省ゼロ)

で、その時に強烈に焼き付いている記憶が、「泡消火器 臭い」です。薬品臭という感じではなく、生臭いというか、腐ったようなというか。

で、長年、泡消火器自体が臭いもんだと思っていたんですが、そうではないことをさっき知りました。

↓消防設備士さんのブログ
化学泡消火器の詰替作業 消防設備士の点検日記

それにしても1年に1度詰替えしなければならない消火器って・・・ そりゃ時代遅れにはなりますわな。1年間、詰め替えしないだけで臭いのなんの。腐敗してるのか中和しちゃってるのかわかりませんが なにせ臭いんです。

最初から臭いわけではないんですね。

おそらく、未利用校舎に放置されたまま数年は経っていて、すっかり変質していたんでしょうね。

というか、このタイプの消火器ってまだ現役なんですね。(上記ブログ記事は2010年のもの)

前述のウィキペディアの項目を見てみると、

化学泡消火器

消火薬剤が消火器中最も廉価で、詰替えも特殊な技術が必要なく、ポリバケツと攪拌用の棒があれば十分

なるほど、そういう理由か・・・。維持コストが一番安いんでしょうね。

ただ、最近のものは、

使用時に内筒の封板を破ってひっくり返す「破蓋転倒式」

だそうで、遊んでいて倒しただけです、なんてウソは通用しなくなっております。

ブログネタ: 子どもの頃、叱られた「いたずら」は?参加数

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