クールビズで就職活動のワナ
就職活動はクールビズでどうぞ、なんて各企業が言っているようですが、
就活もクールビズで 企業呼びかけも学生鈍く… - SankeiBiz(サンケイビズ)
ソニー:
「リクルートスーツをご用意いただく必要はありません」と告知
富士通ネットワークソリューションズ:
人事担当者がブログでクールビズを学生に呼びかけ
高島屋:
服装は選考に影響はありません
こういうのって、真に受けていいのか難しいところ。
そして、ここに貴重なデータが。
2011年2月19日放送の「所さんの目がテン!」、テーマは就職活動の科学。(アーカイブはこちら→知識の宝庫!目がテン!ライブラリー「科学で内定(秘)就職活動」)
リクルートスーツって言えば黒が定番ですが、黒のリクルートスーツを着ないとどうなってしまうのか、という実験。
5人中、4人は黒のスーツ、1人はベージュのスーツという写真を、丸の内を歩いているサラリーマンに見てもらい、第一印象(真面目/元気/几帳面/頭脳明晰/誠実/軽薄/怠惰/愚鈍/無責任/無気力)を答えてもらいます。
結果は、ベージュのスーツを着た場合の第一印象はあまり良くないというもの。
Aさん 黒
Aさん ベージュ
Eさん 黒
Eさん ベージュ
服装でこんなにも差が出ちゃうんですね。
黒のスーツがいい、ベージュのスーツがダメというところよりは、「服装で印象が変わってしまう」というところが重要だと思います。
採用担当者が、服装は選考に関係ありません、と言っているのはたぶん本当で、そんな選考基準はないだろうし、本人もそんなつもりはないでしょう。
でも、
(1)服装は印象に影響を与える
(2)印象は選考に影響を与える
ってところは完全には否定できないと思います。
こういう服を着るひとは、たぶんこんな人だろうという偏見(良くも悪くも)は、採用担当者の中にもあるでしょうからね。
じゃあ、この夏、黒のスーツでネクタイもしめて、という格好がいいのかというとそれも微妙な気がします。
あれだけクールビズで来いって言っているのに、がっつり正装で来るなんて、頭が固く、無難な行動パターンの人間かも、っていう先入観を誘うかも。柔軟な発想をもったクリエイティブな人材を欲しがっているような採用担当にはマイナスに働くかも。
逆に、実直、愚直、真面目、安定などを重要視するような職場なら、多少固い人物だと見られても、何の問題もないだろうし。
というわけで、服装選びから就職面接は始まっているってつもりで、着ていく服を決めるのがよろしいかと。
ちなみに私なら、上着、ネクタイなしで行くかな。でも、シャツはパリッとしたボタンダウンか何かで、固めで無難な印象なもの。胸元も開けない。ズボンも靴も黒系でフォーマル感はしっかりと漂わせていきます。
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