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2011年6月25日 (土)

青島先生の楽典とタモリ倶楽部とジョン・ケージ

↓図書館でジャケ借りした(検索して予約したものでなく、本棚で見つけて借りた)本。

やさしくわかる楽典
やさしくわかる楽典

いわゆる楽典っていうのは、音楽の理論について書かれた本で、つまり物理の教科書みたいなもんで、本気で勉強している人以外には読めたもんじゃないです。

その本気の楽典を嫁が持っていたので、昔ちょっと読もうとしたことがあったのですが、結局どこまで読んだのか、いやそれとも読まなかったのか、というほど全く記憶に残っていません。

で、そういう私みたいな人には「やさしくわかる楽典」がぴったりで、何もがっつり勉強する気なんかないけど、音楽理論の雰囲気を知りたいっていう用途に向いています。

教科書ではなく、読み物という感じ。コラムも多くて。

例えば短音階って、「自然短音階」「和声短音階」「旋律短音階」って3つもあって、ややこしいと思うじゃないですか。

自然短音階に対して、和声短音階ではⅦの音を半音上げるんですが、その理由として、嫁の楽典だと、

短音階のⅦは主音と長2度をなしていて、そのままでは導音として使うことができない。それで、曲中に導音の必要が生じた時、そのつど、音階のⅦを臨時記号によって半音高くし、導音として用いるのである。

としてあります。たぶん分かる人には分かるのでしょう。

それに対して、「やさしくわかる楽典」では

西洋人は、なぜか17世紀頃までに、音階の終わり、すなわちメロディーの終わりは、どうしても半音でなければならないという感覚が刷り込まれてしまっていました。 (中略) 短音階の基となったエオリア旋法には困りました。終わりが半音ではないからです (中略) それで仕方なく、その第7音を半音上げて、終わった感じが出るようにしました。

という感じで、導音の役割から説明してあり、ど素人にも分かった気にさせてくれます。

で、そんな感じで、まあ厳密さを求める必要がないような、ちょっと知りたいだけの人にとってぴったりなんじゃないかと。

で、それはさておき、この本の著者は「青島広志」となっていたのですが、どこかで聞いたことがあるような、ないような・・・

グーグルで画像検索してみて、

グーグル画像検索「青島広志」

あー、この人じゃん。一度見たら忘れられないルックス&キャラクター。

そういえば、タモリ倶楽部でジョン・ケージの曲の弾き方を紹介していたぞ。こんなこともあろうかと、保存しておいたんだ。

以下、2005年5月6日放送のタモリ倶楽部「ジョン・ケージの これどうやって弾くの!?」の回より。

タモリ倶楽部「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの」2
登場早々、カメラに寄り過ぎる青島先生

タモリ倶楽部「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの」3
ほんこんさんの関西弁に怯える青島先生
「わたくしちょっと粗暴な言葉に弱いので・・・」

↓この譜面(ジョン・ケージ作曲)を
タモリ倶楽部「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの」4

タモリ倶楽部「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの」5
両手では足りないので、あごを使って演奏する青島先生

タモリ倶楽部「ジョン・ケージのこれどうやって弾くの」6
「18回目の春を迎えた素晴らしい未亡人」を演奏する青島先生 (注:ピアノのふたを開けずに周りを叩いて演奏する曲)

青島先生からのアドバイスとしては、コンサートの最初にやってしまうと、手が痛くなって、その後の演奏に差し支えるので、アンコールの時にやってください、とのことでした。

アンコールでこんなんやられても・・・

青島広志でございます!
青島広志でございます!

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