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2011年7月 3日 (日)

エロ川柳の集大成「誹風末摘花」をタモリ倶楽部で紹介

「誹風末摘花(はいふうすえつむはな)」と読みます。今の漢字に直すと、「俳風末摘花」となるのでしょうか。

デジタル大辞泉によると、

川柳集。4編4冊。似実軒酔茶(にじつけんよいちゃ)ほか編。安永5~享和元年(1776~1801)刊。川柳評の万句合(まんくあわせ)などから好色的な句を集めたもの。

好色的な句、つまり、ばれ句(破礼句)、つまり、卑猥な内容の川柳を集めたものです。

この書物が、2011年6月17日放送のタモリ倶楽部で紹介されていたので、さっそく川崎市立図書館で予約したところ、歴史的資料みたいな風体の本が届きました。

誹風末摘花の表紙
古るっ

それもそのはず、初版は昭和22年、この本自体は昭和26年の重版のものです。

誹風末摘花の巻末の書籍情報

  廿六年          (二十六年)
  定價              (定価)
  二百六十圓    (二百六十円)
  發行              (発行)
  千代田區        (千代田区)
  國際文化會館 (国際文化会館)

なんて感じに、ごく自然に旧字体が使われていますね。本文の方でもそうなっているので、読むの大変です。

で、この手の川柳って、隠語が使われていたり、暗黙の知識が前提となっていて、現代人が聞いても、よく分からないんですよね。なので、タモリ倶楽部できちんと解説をしていました。勉強になります。

番組で最初に紹介されていたのはこの川柳

 

蛤は初手 赤貝は夜中なり

これでピンと来る人はエロ博士認定です。

書籍を参照してみますと、

誹風末摘花の川柳の注釈
蛤は蛤の吸物。當時婚禮の席に必ず用ひた。
(「蛤は初手 赤貝は夜中なり」についての注釈)

という注釈です。

ちなみに、
  蛤   : はまぐり
  當時: 当時
  婚禮: 婚礼
です。

この頃まで普通に、「用ひた」なんて表記していたんですね。

う~ん、これだけの注釈じゃ、やっぱり難しい。赤貝が何を指しているなんてことは、言うまでもないんでしょうねえ。

でも、タモリ倶楽部でのやり取りを見れば伝わってきました。

解説ゲストは、「江戸の性愛文化にお詳しい」、ハコちゃんこと、岩下尚史先生でした。

岩下先生 「祝言の時の句でございます。昔の祝言は蛤のお吸い物を・・・」

タモリ 「必ず食べましたね」

タモリ 「じゃ、結婚式のその時は蛤を食べてるけど、夜中はおまえ赤貝を食うんだろと」

岩下先生 「そういうことです」


はい、そういうことだそうです。大人の階段をのぼった気がしますね。

そして、巻末には索引もあるので、会社の同僚との会話の端々に出てきた、気になるエロ川柳を調べることもできます。

誹風末摘花の索引
索引もあるぞ

お子様の古文のお勉強の参考書として、ご夫婦の夜のお供に、俳句が趣味のおじいさまのネタ帳として、一家に一冊いかがでしょうか。■

[2010年7月9日追記]
立川談志師匠の口演の中でも、いろんなお色気川柳が紹介されていたので、そのへんをまじえて書いてみました↓

エロ川柳と立川談志

誹風末摘花―新註 (1951年)

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