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2011年9月11日 (日)

乗客の利便性より、儲けを優先する東京メトロ

今年は節電の夏でしたね。各企業いろんなところで電力を節約しておりました。

そんな中、東京メトロの「それはだめでしょ」という事例が。

下記は、9月9日 東京メトロ表参道駅の千代田線ホームでの写真です。

電力不足も落ち着きを見せた頃なので、プラットホームの壁の広告看板の照明もつけられています。

広告は点灯されている(東京メトロ表参道駅)
広告の照明はすでに点灯されている

が、すべての看板に照明がつけられているわけではなく、広告ではない案内板は消灯されたままです。

案内板は消灯されている(東京メトロ表参道駅)
が、案内板の照明は消灯されている

優先順位がおかしくないか???

照明つけなくても、そりゃ、字は読めますよ。

でも、案内板は目立つようにするのが乗客の利便性ってもんでしょ。それに、視力の低い人にとっては、照明があるかどうかってのが視認性に大きな影響を与える場合もありますからね。

節電で障害者困惑 暗い駅、止まったエスカレーター:イザ!

 「目印にしていた案内板や自販機の照明が消えると方向感覚を失ってしまう。いつも使う階段がどこにあるかもわからなくなる」

地下鉄などでは案内板の照明も消されているため、乗り換えや改札がわからなくなることも。

健常者に見えればいいってもんじゃない。

本当に電力が逼迫した状態なら案内板の照明を消すのもやむを得ないでしょう。でも、それなら広告の照明も消すべきです。

逆に、広告の照明を点けるほど電力に余裕があるなら、案内板の照明も点けるべきでしょう。

これじゃ単純に、節電は経費削減でしかなくて、広告は収入につながる(消灯すれば収入なしになる)から点灯、利便性が下がろうが儲けにならない案内板は消灯しておく、ってそういう姿勢ってことじゃないですか。

広告で儲けることが本業じゃないでしょう?公共交通機関としての本分をとりもどしてほしい。

ユニバーサル・デザイン―バリアフリーへの問いかけ
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コメント

>プラットホームの壁の広告看板の照明

善解するならば、前払い契約だったので、契約内容を忠実に継続実行していただけかと。
もっとも、顧客に状況を説明し理解を求めて料金を割り引き還付すれば済むことですし、案内板や要所の照明を消すのはどうかと思いますが(これは高速道路もやっていました。事故起きたんじゃないかな)。

なるほど、確かに広告の契約とかって、事前に決めてしまっているだろうから、その通りにしないというのは、それなりに大変なのかもしれませんね。

ただ震災直後は、すべて消されていた(そして広告も無しだったかなあ)ように記憶しています。

その状況からしばらくたって、まず復旧させたのが、広告の方だったってのが、なんだかせこいなあと。

でも、電力使用制限令も解除されたということで(私が写真を撮ったのは制限期間の最終日だった)↓

東電、制限令解除で「厳しい制約かけお詫び」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/527097/" rel="nofollow">http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/other/527097/

なので、すでに案内板にも灯りがともっているんではないかと思います。

っていうか、点いてなかったら、さすがにひどいですよね。

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