本の背表紙から謎のメッセージ?
図書館で本を予約して借りると、古文書か?というくらい古いものが届くことがあります。
↓こんな感じ
で、古いものだと、本が壊れかけていることがありまして、先日借りた、この『得能五郎の生活と意見』も、背表紙のあたりがこんな感じに、はずれかけていました。
これをよく見てみると、
分かりますでしょうか。背表紙のところに何やら書かれています。
読めないところを補いつつ、書き出して見ると↓
の女のにおいが鼻について不快でたまらなかつたのが、数ヵ月するとそれほどでもなくなり、おしまいには??のにおいがひじように気持よくなつて、ついみだらな連想さえ超発されるように
「??」のところは、「この」か「その」かだとは思いますが、よく読めませんでした。
おそらく、他の本のページを製本の「材料」として使ったものだと思います。
これって伊藤整の作品でしょうか?読みとれたテキストで検索をかけてみましたが、ヒットせず。メジャーな作品なら、誰かが引用していたり、青空文庫あたりに引っかかったりして見つかったりするもんですが、うまくいきませんでした。
あと、図書館で本を修復した際に他の廃本のページが使われたのか、それとも、そもそも新品の本を製本する段階で、すでにこのページが使われていたのでしょうか。
現代だと、どっちも考えにくい気がしますね。本の修復をするにしても、新品のきれいな白い紙使えばいいじゃんって思っちゃいますもんね。でも、昔だったら(昭和28年発行)、紙が今よりも貴重だったりしたのでしょうか。
というわけで、このテクストに見覚えがある方は、ご一報を。
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