« 「下腹部」って何だ?! | トップページ | 志賀直哉「好人物の夫婦」と、さだまさし「関白宣言」 »

2011年12月 3日 (土)

最後の(?)面白い恋人

もうすっかりおなじみのこのニュース↓

「面白い恋人」販売停止を「白い恋人」側が吉本興業提訴:イザ!

このニュースが流れた直後くらいに、大阪に出張した同僚が買ってきてくれました。

面白い恋人

こんなこと(裁判沙汰)になって、かえって売れて喜んでいるんじゃないか、今頃、増産してたりして・・・

・・・なんて思っていたらそうでもないみたいで、

「面白い恋人」土産店から「あらへんあらへん」:イザ!

また、別のお土産店の販売女性によると「今朝から『面白い恋人ないか?』と何度も聞かれたんやけど…」という。ちなみに商品自体は売り切れたのではなく、撤去されたそう。

裁判所の判決が出る前に自主的に回収しているのかな? ということは、けっこう貴重なものかも。

で、あらためてパッケージを見てみると、とくに面白い要素はない模様。

何か英語で書いてあるぞ↓

面白い恋人のパッケージの文章

よく見ると、ローマ字だ。

Warai ahureru Osaka no machi.
Warawashi warawasare Osaka no machi.
Hito wo warawasunoga daisuki na Osaka no hito.
Anatanimo egao no omoide wo osusowake.

↓(拙訳)  ではなく、ローマ字を日本語にしただけ

笑い溢れる大阪の街
笑わし笑わされ大阪の街
人を笑わすのが大好きな大阪の人
あなたにも笑顔の思い出をおすそ分け

こういう文章って誰が考えるんだろう。いずれにせよ、あまり面白くはない。

でも、裏返して見ると、

面白い恋人の著作権表示
(c)YOSHIMOTO KOGYO

著作権が主張されていたりして、ここはちょっと面白い。

もしかしたら空き包装用紙が貴重になるかもしれない、森永卓郎あたりがコレクションするかもしれない、なんて考え、包装は丁寧にハサミで切って開けてみました。どうせ嫁がすぐに捨てるだろうけど。

面白い恋人のパッケージをハサミで開けた

そしてお皿に盛りつけて(?)みました。

面白い恋人をお皿に盛りつけた
SAND
GOFLATE
C'est un

なぜ人は、ゴーフレットに「ゴーフレット」と書いてしまうのだろうか。

面白い恋人を包丁で切った
包丁で切ってみましたが、うまく切れず、切り口がぐずぐずです。

包丁汚した分、損した気分。

面白い恋人を食べ終わった
ごちそうさまー

あえて空のお皿を写すのは、表現技法の一つだなと思った。(つまり、お菓子は脇へどけただけかもしれない)

で、掲示板なんか見ていると、「そのまま過ぎる。これは無理」っていう意見と、「いいじゃないこれくらい」って意見に分かれてますね。あと、「どうでもいいけど、面白くはないよね」というもの。

この吉本のパロディ商品で、「白い恋人」を製造販売する石屋製菓が損害を受けたかというと、それは考えにくいですよね。

「面白い恋人(賞味期限は守ってます)」とかいう商品名だったら、ダメだろうけど。

明らかにパロディだと分かるし、売っている場所も違うし。

でも、便乗しているかという点では、100%便乗商品ですからね。石屋製菓としては、しゃくに触るだろうし、提訴する権利もあるでしょうね。

でも、どうだろう?石屋製菓にとってトータルでプラスになるんでしょうかねえ。賞味期限の件を持ち出す人って絶対いますからね。それとこれとは無関係だとしても。

穏便に済ませられなかったのかなあ。ちょっと電話で連絡でもして、営業部長あたりが出向いて、類似品もいろいろ出ていて、ちょっと看過できない感じになってきたんで、できればやめてもらえませんか?って。裁判沙汰になったりすると、お互いアレですし、ねえ、みたいな感じで。日本人チックに。

類似品出まくりなんで、ちょっと釘をさしたみたいなところもあるのかなあ。目立つ所で吉本あたりにチクリと。

↓こちらにいろいろ画像が載っていたんですが、類似品は相当多いみたいですね。

痛いニュース(ノ∀`) : 北海道の「白い恋人」製造元、大阪の土産菓子「面白い恋人」を提訴 - ライブドアブログ

「どあらの恋人」(愛知)
「赤い恋人」    (福岡)
「白いお台場」  (東京)
「雪の恋人」    (香港)
「大阪の恋人」  (大阪)
「通天閣の恋人」(大阪)
「京都の恋人」  (京都)
「静岡の恋人」  (静岡)
「私の恋人」    (北海道)
「奈良の恋人」  (奈良)
「伊豆の恋人」  (伊豆)
「二次元の恋人」(東京 秋葉原)
「佐賀の恋人」  (佐賀)
「黒色恋人」    (中国)

どんだけあるんだ・・・

リンク先で画像を見てもらえば分かると思うのですが、商品名だけの問題じゃなくて、パッケージのデザインが白っぽかったり、リボンがあって似ていたり、ラングドシャクッキーだったりと、やっぱり「白い恋人」あっての類似品(またはパロディ、またはオマージュ、またはアンチテーゼ)って感じはしますね。

ただ、福岡の赤い恋人は「博多めんたいこんにゃく」で、異色すぎて笑った。唯一のおつまみ系。

あ、この「異色」って表現、ちょっとうまくない?

あと、百恵ちゃんが出てた、「赤いシリーズ」を思い出した。

白いお台場(大)
白いお台場(大)

赤い疑惑 DVD BOX
赤い疑惑 DVD BOX

« 「下腹部」って何だ?! | トップページ | 志賀直哉「好人物の夫婦」と、さだまさし「関白宣言」 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 最後の(?)面白い恋人:

« 「下腹部」って何だ?! | トップページ | 志賀直哉「好人物の夫婦」と、さだまさし「関白宣言」 »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ