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2012年2月 4日 (土)

ZIPの看板犬ZIPPEI(ジッペイ)の声帯除去手術に思う

日テレの朝の情報番組「ZIP!」に白い犬が出ているんですが、この犬が全然吠えない。で、いろいろと噂になっていたんですが、こういうことでした↓

「ZIP!」看板犬の声帯、部分切除されていた:イザ!

日本テレビは2日、朝の情報番組「ZIP!」に出演しているサモエド犬の兄弟「ZIPPEI」が、番組起用前に、声帯の部分切除を受けていたことを明らかにした。
(中略)
2匹が番組中に声を出すことがほとんどないため、ネットなどで疑問の声が上がっていた。


で、私は知らなかったんですが、この「声帯切除」という手術は、けっこう一般的みたいなんですよね。

↓下記の掲示板から読みとれるのですが、

声帯除去手術について

吠え癖がついている場合に、近所への騒音対策のために、そのような施術をすることは珍しくないようです。ペットと無縁な私は全然知りませんでした。

で、これを可哀そうとみるか、やむを得ないとみるか、いろいろあると思いますが、もう少し視点を広げると、ペットと動物愛護の関係は実に難しいんですよね。

例えば、避妊手術。声帯の除去よりは知られているし、理解も得られやすいと思いますが、健康な動物の生殖能力を奪うって行為はどうなの?って気は、やはりしてしまう。

あと、断尾(だんび)、断耳(だんじ)って知ってますか? ええ、字を見ての通りですよ。ウェルシュ・コーギーの尻尾が最初から短いと思ったら大間違いですよ。

コーギーにもそれなりに尻尾はあるし、ドーベルマンの耳は垂れているもんなんです。

↓下記サイトで、施術有無の両者の比較ができます。

断尾断耳は動物虐待だ!70枚の写真集

可哀そうだとか虐待だとかいうこともできますが、私としては、飼い主が強く望むのなら、しょうがないことかなと思います。ペットってそういうものだと思っているし。

動物とのパートナーシップなんてありえない。圧倒的に強い立場から、一方的に相手をコントロールしている関係。いじめっ子の「なあ、俺たち友達だろ」的な感じ。

もし、自分とペットとの関係はそんなんじゃないと思うんだったら、不必要な処理はちゃんとボイコットしてほしい。

飼い主側の無知が一番怖い。というのも、↑上記の動画へのコメントで、「うちのコもこんな事されてたんだ・・・」というものがあったんですよ。飼っている張本人が知らないというケースもあるんだなあと。

事態は単純で、もし断尾処理された犬が売れなくなれば、ブリーダーもそんなことやめるはずなんですよ。

彼らは商売でやっているだけなんですから。■

[2012年8月11日追記]
ZIPPEIが車内に放置され熱中症で死にました。飼い主は彼らを大事にしていたんでしょうか。
ZIPPEIは単なるレンタル商品ですからね - 急上昇ワードな理由

[2012年10月23日追記]
あんなことになっておいて、まさか写真集を出すとは思いませんでした。
ZIPPEI(ジッペイ)の写真集表紙にホットドッグ、骨までしゃぶりつくされる看板犬 - 急上昇ワードな理由

殺処分ゼロ―先駆者・熊本市動物愛護センターの軌跡
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