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2012年4月18日 (水)

長崎でオーストラリア人に聞いてみた「あなたは捕鯨に反対ですか」

この記事は非常に興味深かった↓

「あなたは捕鯨に反対ですか」:日経ビジネスオンライン

豪華客船シー・プリンセスから、長崎(注:鯨肉消費量日本一)に降り立った、オーストラリア人に取材したというもの。

その場でウロウロしていた4組8人のオーストラリア人に立ち話で聞いてみた。「やっぱり捕鯨に反対なんですか」と。

ね、わくわくするでしょ?

だいたい、こんな↓反応だったそうな。

「私は極端な活動家ではないから、捕鯨には関心はない」。

「鯨は美しく知的な生き物だ。殺すのは良くない」。

「鯨は食べないけど、日本人が食べることに反対まではしない」。

「長崎に鯨食文化が残っていても気にならない。それしか食べるものがなければ困るけど」

「『ザ・コーヴ』という映画? 見たことないな。」

ああ、まともな反応で、ほっとした。

そうだよなー、個人的な好悪はいろいろあるとしても、それを外国にまで押しつけようとは、普通は思わないもの。

「こういう文化は良くない」って思ったところで、じゃあ、船で追っかけて行って、臭い瓶投げつけるとか、普通はしない。

どこの国にも、ちょっとおかしい人や危ない人はいるもので、シーシェパードとかいう組織も、環境保護うんぬんというよりは、自分たちと違った考えを持つものを許容できずに、暴力に訴えるという、かなり特殊な人たちなんだなあと。

オーストラリア人みんながみんな、あんな思想を持っているわけではないんだから、捕鯨の問題に関して、オーストラリア人を特に嫌う必要もない。

ただ、オーストラリアという国は↓こういうことをする国なので、

日本の調査捕鯨継続を非難 豪が非難声明:イザ!

日本政府が4日、南極海での調査捕鯨を継続する方針を表明したのを受け、反捕鯨国のオーストラリア政府は同日、「(調査捕鯨の)中止を求める声が国際社会の中で広がっている」などと訴え、日本政府の方針を非難する声明を発表した。

まあ、距離を置いたほうがいい、偏狭な国の一つであるとは言えるんじゃないかと思いますけどね。

他国の文化なんか尊重しないぞ、という。

ここに、「黄色人種の文化なんか」的な偏見がないことを願いたいですねえ。

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コメント

はじめまして

反捕鯨といってもシーシェパードを支持している人間だけじゃない。
国や人種同士の対立に持っていこうというのがシーシェパードの考え方だ。そうやって煽れば、募金が集まるからね。
最近はオーストラリア政府とも対立しているし、緑の党のボブ・ブラウンが引退表明しているので、有力な支持者を失っている。
あとはホバート市長だな。

まあ普通の人はそんなに興味ないと思う。日本がそうであるように。

コメントありがとうございます。

反捕鯨=シーシェパード的って考えてしまうのは、短絡的なんですね。もうちょっとまともな反捕鯨派もいるでしょうし。とはいえ、理屈できちんと反捕鯨を説明している人ってのを見たことないんですよね。「知的」だとかなんとかみたいな話をする人ばっかりで。

シーシェパードにいたっては、資金集めのために、過激な反捕鯨活動をパフォーマンスに使っているみたいなもんですしねえ。

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