莫言の「赤い高粱」は1,2章のみ岩波文庫に所収
「祝 村上春樹 ノーベル文学賞受賞」っていう看板を、書店が勇み足で作っていたのをテレビで見て、ちょっとおかしかった。受賞発表されてから作っていたら遅いってのは分かるけど・・・
で、結果としては、2012年のノーベル文学賞を受賞したのは中国の莫言氏でした。
村上春樹氏また受賞逃す 中国の莫言氏にノーベル文学賞
莫言というのはペンネームで、「言う莫(なか)れ」からとったって、莫言 - Wikipediaに書いてありました。
莫言氏を有名にした作品の一つとして「赤い高粱」(原題「紅高粱家族(赤い高粱一族)」)がありまして、これは「紅いコーリャン(原題「紅高粱」)」として映画化されて話題になりました。(紅いコーリャン - Wikipedia)
で、ミーハーな私は、氏の作品を読んでみようと思って、図書館のシステムで検索してみたんですが、作品の構成というか、どの本を借りれば読めるの?ってところでちょっと戸惑ったので、ここに書き留めておきます。
「赤い高粱」は全部で5章あって、徳間書店の
1~2章: 『現代中国文学選集6』に収録
3~5章: 『現代中国文学選集12』に収録
となっています。
で、この徳間書店の『現代中国文学選集』は、なんと、すでに絶版になっていたりします。
ただ、1~2章だけは、『赤い高粱 (岩波現代文庫)』として復刊していますので、すぐに読めますね。
ノーベル文学賞受賞で話題になっているので、3~5章もそのうち文庫化されるんでしょうか。出せば、それなりに売れるでしょうし。
『現代中国文学選集』の方は絶版になっているとはいえ、図書館で置いているところは多いと思うので、普段図書館を使わない方も、これを機会にあたってみてください。タダですよ。予約多数で、待たされるだろうけど。
なお、作品の所収状況については、下記ページ(すみ&にえ「ほんやく本のススメ」)を参考にしました。
対話形式の書評になっていて、作品のことが良く分かりますよ。
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