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2012年10月 3日 (水)

「中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか」を読んで、南京大虐殺に納得

もし、この本は小説です、ってことなら、「ストーリーが荒唐無稽で、話が大げさすぎてリアリティがない」と酷評するでしょう。でも、この本はノンフィクション。

中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか
中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか

普通の感覚をもった日本人が「虐殺」で思い浮かべる内容には限界があると思います。何人殺すのか、なぜ殺すのか、どうやって殺すのか。せいいっぱい理不尽で残酷なものを思い浮かべても、この本に書いてあるレベルのものは思いつかないでしょう。

それくらい、想像の範囲を超えた本です。

目次から人数に言及しているものを抜き出してみると

・毛沢東による1万人処刑の「紅軍大粛清」
・7万人の「革命同志」はこうして虐殺された
・33万人の長春市民を餓死させた「兵糧攻め作戦」
・200万人の命を奪った「土地改革運動」
・71万人を即時処刑した「鎮反」という名の大虐殺
・「政策」がもたらした数千万人餓死の大飢饉

この本は、前半が毛沢東・共産党以降に関するもの、後半はもっとさかのぼって、秦から清の時代の史実となっていますが、上記の目次の項目は共産党関連部分のみです。

単位がもはや「○人」でなく「○万人」ですからね。

人数だけ見ると、どこのトンデモ本だよ、と思ってしまいそうですが、すべて記録に残っているものです。

なぜ人を殺すのか?

国やそれに準ずる組織が関与している殺人といえば、戦争だろうと思うでしょう。もちろん戦争中に敵兵を殺します。そして、投降した捕虜も殺します。

でも、それで、○○万人なんて数字にまで膨れ上がるのか?

戦争が終わっても殺人は続きます。

過去の権力者に関係する人も殺します。ここくらいまではまだ分かります。

そろそろ殺す相手がいなくなりそうなもんですが、そうはならない。次は、同朋や部下を殺し始めるんですね。「粛清」です。政策に反対するもの、クーデターをたくらむもの、最初はそのあたりが対象になるんでしょう。実際いるでしょうから。

でも、だんだんおかしくなる。摘発する反逆者の人数にノルマが課される。ノルマを達成しなければ自分が殺されてしまうので、こぞって、ありもしない反逆組織、いもしないクーデター首謀者をでっちあげる。その「首謀者」の家族・親戚・上司・部下、全部まとめて殺しておく。公開処刑が毎週の定期イベントになる。こんなプロセスが常態化する。

結果、死者が数万~数十万に膨れ上がるという。さすが、中国はスケールの大きい国です。

で、なんだか納得したんです。いわゆる「南京大虐殺」。

中国側があげる資料が捏造だったり、数字が荒唐無稽であることは、日本のみなさんはご存じのことだとは思うのですが、それにしても、デタラメ具合にほどがあるだろうと。

人口に対して数字がおかしい(実際は、前-後で人口が増えてる)とか、短時間で殺せる人数にも限りがあるし、だいたいそうまでして殺す理由が日本軍にない、とか。

リアリティのかけらもないんですよ。日本人にとっては。

でも、中国人にとってはリアリティがあるんです。

自分の都合の良いように「事実」を作り出すことも、短時間でとんでもない人数を殺すことも、そして、殺すのに大した理由も必要ないことも、中国人にとっては当たり前。中国の伝統です。

だから、嘘をつくときに許容される(=まわりが騙される)リアリティのラインも、どうやら日本からみると、とんでもない数字(30万人とか)になるんだなあと。

つまり、30万人殺すくらいあたりまえでしょ、っていう中国人の常識が背景にあるんだと、妙に納得しました。

中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか
中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか

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コメント

何を言ってるのとしかコメントをあげられないような理論です。
そもそも中国には13億もの人数がいます。日本では考えられないような人材もたくさんいます。
それらがすべて洗脳されデタラメを作ってるというのでしょうか。
こういう日本人の認識を中国人はなぜ何も反論しないと思いますか?
根本から間違った認識をしているからもう治しようがないのです。
一人の人間のかいた本を鵜呑みにしないで実際中国へ行きもっと視野を広げるべきかと思います。

投稿: ? | 2012年12月13日 (木) 01時02分

コメントありがとうございます。

「洗脳されデタラメを作ってる」で言っている、「デタラメ」とは何を指しているのでしょうか。

「『南京で大虐殺があった』というデタラメを中国人が作った」と日本人が認識している、という文脈での理解で正しいでしょうか?
だとすれば、信じている人が多いとか少ないとか、そういう視点で語ってもあまり意味はなく、このような資料が残っている、だから、このようなことがあったはずだ、というように主張すべきだと思います。

ちなみに、「中国大虐殺史」は、中国人が中国人に行った虐殺のことについて書かれており、南京大虐殺については触れられていません。

また、南京において、虐殺が一切行われていないと考えている日本人は少ないでしょう。

ただ、南京軍事法廷の30万人説や東京裁判の20万人説の説得力が乏しいと考えている人が多いのでしょう。

何人ぐらい死んだのか、それは戦闘だったのか虐殺だったのか、殺されたのは兵隊なのか民間人なのか、殺したのは本当に日本兵だけだったのかなどを、資料を元に着実に検証していかなくてはならないのに、中国側が過剰に大きな数値をあげ、反日的な資料館を作り、プロパガンダに利用する。こういう状況に、納得ができない日本人が多いのだと思います。

(参考)南京大虐殺論争 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%90%E6%AE%BA%E8%AB%96%E4%BA%89

あと、視野を広げるために「中国へ行き」というのは、論理の飛躍だと思います。読むべき本を勧めてくだされば助かるのですが。

中国へ行ったところで、戦中の日本や中国を、よりよく知れるとは考えにくいと思います。

投稿: 管理人 | 2012年12月16日 (日) 07時42分

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