今さらですが「本当はヤバイ韓国経済」を読みまして・・・
「今さら読んでみた」のコーナーです。
2007年に出版された本ですから、もう5年も経っていますね。5年も経つと経済の状況もがらりと変わったりして、この手の本は全く価値がなくなったりするんでしょうか。
5年前の時点で相当「ヤバイ」状況にあった韓国経済が、その後どうなったか? 現在はどうか? 予想は当たったの? みたいな見方をすると、出版当時に読むより、面白く読めるかも。
正直なところ、韓国がその後の5年でどうなっているのか、私はよく知らないんですよね。興味がないから?というよりは、それくらい疎いからってところですが。
この本のいいところは、「経常収支」「資本収支」「外貨準備高」みたいな眠くなるような話題を、やや嫌韓な感じの著者の語り口を通すことにより、嫌韓の人も、親韓の人も惹きつけてしまうような感じに仕上げているところでしょうか。
対象に強い興味を持つのは、ファンというよりも、むしろアンチであるという事実。あらを探そうとしている時の集中力たるや。
アマゾンの低評価のレビューを見てみると、数字の解釈の妥当性のところを突っ込んでいるものが多いみたいですが、そもそも「経常収支」「資本収支」「外貨準備高」の意味がよく分からないという人にとっては、そのへんはあまり重要でない気もします。第一段階としては。
多少荒くても、まずは興味を持って、提示された1つの解釈を理解する。で、そのあと始めて、別の解釈との相違点が確認できるというもの。
「やばい」説を読んで、その後、↓これみたいな「やばくない」説も読んでみる、
本当はやばくない韓国経済 本当はやばい日本経済(上) - 河信基の深読み - Yahoo!ブログ
そうやっているうちに理解が深まるんじゃないでしょうかね。最終的には、誰かの「やばい説」や「やばくない説」を読まなくても、自分である程度判断できるようになるのが理想でしょうから。
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