富士通社員なら買いましょう 「挑む力 世界一を獲った富士通の流儀」
話題になっている本を図書館で予約すると、たいてい数か月待たされ、読んでそれをブログに書く頃には、「何を今さら」な感じになっていることがよくありますが、今回がそれです。
↓読みました。
で、第一印象として、くさいなあと。
例えば、上司からスパコンの部署への異動を命じられて、最初は乗り気じゃないけど、説得されて受け入れるという場面。
↓こういう感じ。
説得され続けて30分後、受け入れた。
「わかりました。で、いつからですか」
「3日後から」
ノンフィクション系のエピソードって、よくこんな感じで書かれてますよね。ドラマチックな感じを強調するというか。
翻訳ものとかでもよく見かけますけど、こういうレトリックってお約束なんでしょうかね。読んでいて、面白いけど、多用すると、演出感がにおってきて、どうもねえ。
分かりやすくいうと、「プロジェクトX」臭みたいな。
と、軽くけなしておいて、でも、面白い本ですよ。プロジェクトXが好きな人なら絶対に気に入ると思います。
あと、企業がどういう活動をしているのかって、部分的にしかクローズアップされないことが多いじゃないですか。富士通でいうと、京やらくらくホンのことは知っているけど、震災復興支援や農業クラウドのことは知らないとか。
へえ、こんなこともやっているんだーって興味深いですよ。
で、たいがいの本は借りて読めば十分だと思っているわたくしですが、タイトルに「富士通社員なら買いましょう」と書いたのは理由があって、あなたがもし富士通の従業員なら、なんとしてでもこれを家族に読ませるべきだと思ったからですね。
無理強いするとひくかもしれないので、家に置いておいて、さりげなく話題にして、それとなく誘導する感じで。
本書を読んだ家族は、お父さん(orお母さんor旦那さんor奥さん)はこんな会社に勤めていて、こんな仕事をしているんだなあと、株が上がること間違いなしです。
たとえ、それが誤解だとしても。
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