PowerPointでも図形の接合、型抜き、重なり抽出ができる!
PowerPointでもIllustratorみたいに、オブジェクトを型抜きしたり、重なり部分を新たなオブジェクトにしたりできるんですね。
Illustratorでいうところの形状モードもみたいなものなのですが、PowerPointではできないものと思い込んでいました。
私の環境のバージョンはPowerPoint2010です。
まず下準備として、この機能「図形の合成」をリボンに追加しておきます。
(1)リボンのところで右クリック→「リボンのユーザ設定」
(2)「コマンドの選択」のプルダウンで「すべてのコマンド」
(3)「図形の合成」コマンドを追加(お好みでどこへでも)
この「図形の合成」には以下の4つのコマンドが含まれています。
・図形の接合
・図形の型抜き/合成
・図形の重なり抽出
・図形の単純型抜き
リボンに追加された「図形の合成」コマンド
あとは、複数の図形を選択して、これらのコマンドを実行すればOKです。
実際にやってみましょう。
円を2つ描いてみました
2つとも選択します
あとは、それぞれ・・・
図形の接合
図形の型抜き/合成
上記は、図形がくっつくんですが、重なっている箇所は、なくなってしまうという感じの合成ですね。
図形の重なり抽出
図形の単純型抜き
「単純型抜き」って言われても分かりにくいですが、背面のオブジェクトがベースで、前面のオブジェクトの形で型抜きされるということのようです。
上記4つの合成は、Illustratorの形状モードとちょうど対応するので、表にまとめてみました。
PowerPointの 図形の合成 | Illustratorの 形状モード |
---|---|
図形の接合 | 形状エリアに追加 |
図形の型抜き/合成 | 重なり合う形状エリアを除外 |
図形の重なり抽出 | 形状エリアを交差 |
図形の単純型抜き | 形状エリアから前面オブジェクトで型抜き |
これで、わざわざIllustratorで画像を作ってからPowerPointに貼り付ける、なんてことをしなくてもすむケースがありそうです。■
[2012年4月12日追記]
そもそも、ベン図が描きたくていろいろ調べてたんだった。
PowerPointでベン図を描く、もう一つの方法(排他的論理和も可): 主張
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